めらめら(読み)メラメラ

デジタル大辞泉 「めらめら」の意味・読み・例文・類語

めら‐めら

[副]炎を立てて勢いよく燃え広がるさま。「めらめら(と)燃える」「嫉妬の炎をめらめら(と)燃やす」
[類語]炎炎ぼうぼうかっかかっとかんかんぼっとぱっとぽっぽぱちぱち猛火烈火炎上大火火の海丸焼け全焼火だるま燃え盛る燃え広がる燃え上がる燃え立つ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「めらめら」の意味・読み・例文・類語

めら‐めら

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 炎を上げてたやすく燃えたり光って揺れたりするさまを表わす語。
※竹取(9C末‐10C初)「やかせ給ふに、めらめらとやけぬ」
※俳諧・文化句帖‐二年(1805)一〇月「冬枯にめらめら消るわら火哉」
② 布などの破れる音を表わす語。びりびり。
名語記(1275)六「衣裳などのやるるめらめら、如何。ムケラカの反」
③ 軽いものなどが抵抗なくなめらかに移動するさまを表わす語。
※綿(1931)〈須井一〉一「綿の種はローラアに食(は)み出されて手前落ち、綿だけが道具の向ふへめらめらと抜け出て溜った」

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