精選版 日本国語大辞典 「プレス」の意味・読み・例文・類語
プレス
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翻訳|press
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高い反力に耐えるハウジング(枠組み)の中で材料に圧縮荷重を与えて変形させる装置。荷重の方法としては,リンク機構とピストン・シリンダー機構のものがある。前者にはメカニカルプレス,後者には空気圧プレス,水圧プレス,油圧プレスがある。また,動作機構が単数の単動プレスと二つの複動プレスがある。小さい製品としては縫針のようなものから,大きいものでは容量1万5000tのプレスで数十tの鋼塊を成形するものまで,幅広い条件で活用されている。大型鋼塊をはじめとする大型素材または部品の熱間鍛造用のプレスがプレスのなかでは最も荷重容量が大きい。発電機用のローター,ジェットエンジン用の耐熱合金の熱間鍛造がこれで行われる。据込みに近い自由鍛造から,加工度は小さいが型鍛造のために大きな荷重を必要とする大型精密熱間鍛造まで,大容量のプレスを用いて行われる。小型の鋼の冷間鍛造部品の製造には,単位時間当りの打数が大きい,ハンマーに近いメカニカルプレスが使用されている。板材の成形にも,板取りやブランキングを含めてプレスを欠かすことはできない。自動車工場でのパネル類のプレス加工は複動タンデムシステム(連続圧延法)が用いられ,1列7~8台のプレスが数十列並んだ工場で2工程から3工程ずつ消化されて材料が順次送られて成形される。材料の送りも,近年はほとんどマニピュレーターにおきかえられ自動化されつつある。人手を要するのは型換えのときくらいである。以前はプレス作業というと指などの切断事故が多発したが,現在ではプレスの中へ手を入れる必要のないほど自動化が進んできている。小型の部品の生産に関しては,プレスによる鍛造と,鋳造+NC工作機とが,労働生産性や歩留りなどで激しい競争を演じている。最近それ自体をロボットと呼ぶことができるほど計装され,また自動送り,自動位置決め,自動姿勢制御の機能を備えたプレスも出現し,またプレスとそれに付帯するロボットという形でME化を実現しているケースもある。プレスというのは,基本的には,ハウジングと圧縮機構とを組み合わせた装置であるから,圧縮力を利用する加工であれば鍛造や板成形に限らない。押出加工も力源として液圧プレスを利用している。なお,ハウジングの中で鍛造や成形を行うために組み込む工具をサブプレスと呼ぶ。プレスが何に利用されるかは,このサブプレスで定まる。
→板金プレス加工
執筆者:木原 諄二
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…1831年に女流作家デルフィーヌ・ゲーと結婚,この頃からパリでサロンを開き一流の政治家や文学者を集めた。36年には政治新聞《プレス》紙を刊行したが,同紙の購読料を大新聞の半額にし,その欠損を広告収入で埋めるという,当時としては画期的な経営方針をとった。また新聞小説を掲載して読者層を大幅に拡大した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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