デジタル大辞泉
「入り」の意味・読み・例文・類語
はいり〔はひり〕【入り/×這入り】
《動詞「はい(入)る」の連用形から》
1 門から家までの所。はいいり。
「見にと来る人だにもなしわがやどの―の柳下払へども」〈和泉式部集・上〉
2 やっとはいれるくらい、きわめて狭いこと。
「さらでだにいぶせき―の小屋」〈咄・醒睡笑・六〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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はいりはひり【入・這入】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「はいる(入)」の連用形の名詞化 )
- ① はいること。はいいり。
- ② 邸宅の入口。また、門から家までのところ。はいりぐち。はいいり。
- [初出の実例]「見にとくる人だにもなし我宿のはひりの柳下はらへども」(出典:和泉式部集(11C中)上)
- ③ やっとはいるぐらいであること。きわめて狭いこと。また、そのところ。
- [初出の実例]「Fairino(ハイリノ) コヤ」(出典:日葡辞書(1603‐04))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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