国書総目録(読み)コクショソウモクロク

デジタル大辞泉 「国書総目録」の意味・読み・例文・類語

こくしょそうもくろく【国書総目録】

岩波書店刊行の書籍目録。古代から慶応3年(1867)までに日本人著述編纂・翻訳した書籍の所在目録で、岩波書店創業者の岩波茂雄発案により1930年代に企画され、中断を経ながらも戦後事業再開、同社創業50周年の昭和38年(1963)に第1巻が刊行された。編纂は初期には言語学者の新村出が担当、のちに森末義彰市古貞次・堤精二らが引き継いだ。昭和47年(1972)までに8巻を刊行。昭和51年(1976)に著者別索引が刊行され、全9巻で完結。その後も補訂版、続編などが刊行されている。

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精選版 日本国語大辞典 「国書総目録」の意味・読み・例文・類語

こくしょそうもくろく【国書総目録】

  1. 書籍目録。八巻国書研究室編。昭和三八~四七年(一九六三‐七二)刊。同五一年、著者別索引刊。国初から江戸時代末までに日本人の著わした典籍類を五十音順に並べ、その読み、巻冊、分類、編著者、成立年代、所在等を、公私立図書館文庫等を中心に記載する。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国書総目録」の意味・わかりやすい解説

国書総目録
こくしょそうもくろく

岩波書店国書研究室編,全8冊。 1963~72年刊。ほかに著者別索引1冊 (1976) 。国初から慶応3 (1867) 年までに日本人が著編撰訳した書籍で,全国の主要な公私立図書館,各大学付属図書館,各地の文庫などに現存するもの約 50万点書名の五十音順に配列して,その読み,巻冊数,角書 (つのがき) ,別称,分類,著編者名,成立年代,写本,版本の所在,活字本,複製本などを記載している。当初国書解題』とする予定で 39年着手したが,第2次世界大戦後方針を変え,岩波書店創業 50年記念としてこの形で刊行したもの。

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百科事典マイペディア 「国書総目録」の意味・わかりやすい解説

国書総目録【こくしょそうもくろく】

国・公・私立図書館,大学図書館,社寺や個人の設立した文庫などに所蔵されている国書の総合目録岩波書店の編集・刊行。国初から1867年までの国書約50万点を収載,その所在を記す。全8巻。
→関連項目彰考館文庫

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