( 1 )中国では古く西洋から伝わったリンゴを「柰」「頻婆」「苹果」などと表わした。それに対し、中国原産のものが「林檎」である。
( 2 )古く「十巻本和名抄‐九」には「林檎子 〈略〉利宇古宇(りうこう)」とあるが、平安期にリンドウが「りうたう」とも「りんたう」とも表記されていたように、リンゴウと発音していたとも考えられる。中世以降はリンキ、リンキンの形も見られ、リウコウから次第にリンキン・リンゴのような撥音形へ移っていったようである。近世に入るとほとんどの書物でリンゴを一般形としている。
( 3 )「五六月に熟する者也」〔滑稽雑談‐六月〕ということで、俳句では元祿以降六月の季語とされ、西洋リンゴが主流となった後も、しばらくはその説が継承された。現在では、出荷の早い「青リンゴ」のみ夏、普通のリンゴは秋のものとされる。
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加