だい‐じざい【大自在】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 仏語。思いのままに自利利他の行が行なえること。また、それが行なえる者。菩薩の異称としても用いる。[初出の実例]「諸仏の大自…
だい‐しぜん【大自然】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 偉大な自然。大きくはかり知れない自然。[初出の実例]「村役場の書記も、爺さんも婆さんも━悉く大自然の点景として描き出された」(出典:…
だい‐しゃりん【大車輪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きな車輪。[初出の実例]「機関車の大車輪(ダイシャリン)に轢死人の血みどろの肉片がねばりついて」(出典:鬼(1931‐32)〈江戸川乱歩…
だいしょう‐かたしゃぎり(ダイセウ‥)【大小片】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 歌舞伎の鳴物の一つ。片しゃぎりの囃子に、大鼓(おおつづみ)・小鼓(こつづみ)の音を加えたもの。時代物の幕切れや退場のときなどに用いる…
だいしょう‐べん(ダイセウ‥)【大小便】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大便と小便。大小用。両便。[初出の実例]「大小便の時毎に沐浴して」(出典:今昔物語集(1120頃か)一二)
だい‐しょうこく(‥シャウコク)【大相国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「たいしょうこく」とも ) 太政大臣(だいじょうだいじん)の唐名。[初出の実例]「太相国以下侍臣等入レ自二仙花門一」(出典:小右記‐天…
だい‐ず【大呪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =だいじゅ(大呪)[初出の実例]「尊勝陀羅尼、阿彌陀の大呪」(出典:能因本枕(10C終)一九二)
だいず‐かす(ダイヅ‥)【大豆粕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大豆の油をしぼり取った粕。動物飼料、肥料などに用いられる。[初出の実例]「プロレタリアは何処へ行ったって、締木で鰊粕か大豆粕のやう…
だい‐せっせん【大雪山】
- 精選版 日本国語大辞典
- ヒマラヤ山脈の異称。[初出の実例]「今昔、天竺の大雪山の頂に一の池有り」(出典:今昔物語集(1120頃か)三)
たい‐せん【大銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、宝永五年(一七〇八)に発行された宝永通宝十文銭の俗称。従来の銭貨である寛永通宝一文銭に対していう。この十文銭は一年あま…
だい‐せん【大千】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「だいせんせかい(大千世界)」の略。[初出の実例]「転二一音之鸞輪一、摧二群心之蜋械一、抜レ掎二大千一、投二擲他界一」(出典:三教…
だい‐だいき【大内記】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =だいないき(大内記)
だい‐ちゅん【大椿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒だいちん(大椿)
だい‐つうじ【大通事】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、長崎で中国人との間の通訳を勤めた唐通事の長。おおつうじ。[初出の実例]「近比なん京(きん)船の漂着した時、大通事(ダイツウ…
だい‐つうじ【大通詞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代の職名。オランダ語通訳官の長官。おおつうじ。[初出の実例]「大通辞(ダイツウジ)幸才典蔵と、浜田幸十郎」(出典:歌舞妓年代記…
たい‐と【大途】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「だいと」とも )① 太守。国守。殿様。[初出の実例]「江嶋之事、不入に被二仰出一候。於二于向後一者、御大途無二御印判一義、縦権門郡…
だいどう‐すじ(ダイダウすぢ)【大道筋】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 大通りの道筋。街道の通り筋。[初出の実例]「爰に大道筋(ダイダウスジ)の南向弐拾七八間」(出典:浮世草子・本朝二十不孝(1686)…
だい‐とし【大都市】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人口が多く、商工業・経済・文化・政治などの中心となる都市。[初出の実例]「紐育(ニューヨーク)は一の大なる各国民の溶解爐で、同時に猶…
だいのじ‐なり【大字形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「大」という字の形。特に、両手・両足を広げて「大」の字の形に横たわること。[初出の実例]「陽炎や大の字形に残る雪」(出典:俳諧・七…
だい‐ふくとく【大福徳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きい福徳。大きな福利。大福。[初出の実例]「この木の上下、下の品をば大福徳の木なり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)
だい‐ふんぱつ【大奮発】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大いに気持をふるいおこすこと。また、一段と思い切って金や物を出すこと。[初出の実例]「紳士録の愛国者は恤兵部にお冥加を納めて兵站の…
たい‐へい【大弊】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きな弊害。[初出の実例]「己も同く六十余州の内に在ながら他州の人と交らぬ様成大弊を起す也」(出典:今昔較(1874)〈岡三慶〉上)[そ…
だい‐ほうし(‥ハウシ)【大胞子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 シダ植物で、雌雄異型の胞子のうち、大型のものをいう。一般に雌性。イワヒバ、ミズニラなどにみられ、発芽して造卵器を生じる前葉体とな…
だい‐ほうへい【大奉幣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 践祚大嘗祭にあたり、伊勢神宮以下一定の神社に奉る幣帛(へいはく)。大幣。[初出の実例]「奉レ遣二一代一度大奉幣於伊勢大神宮并京畿七道…
だい‐ほんがん(‥ホングヮン)【大本願】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 仏菩薩が衆生を済度しようとの大きな願い。[ 2 ] 天台宗の大勧進とともに長野市の善光寺を管理する尼寺。浄土宗。明治一一年(一八…
だい‐ぼんげ【大凡下】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 身分の低い人をののしっていう語。[初出の実例]「汝等程の大凡下(ボンゲ)の奴原が」(出典:太平記(14C後)五)
だいむじん【大無人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「大」の字から「人」の部分を取ると「一」になるところから ) 一の数をいう、僧仲間の隠語。[初出の実例]「数字の廋辞(かくしことば)…
だい‐もん【大文・大紋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =おおもん(大文)[初出の実例]「みすのもかうには、大もんのにしきをせさせ給」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上下)「小松殿烏帽子…
だい‐らく【大楽】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 この上なく安らかで、たのしいこと。非常に居心地がよく、快いこと。[初出の実例]「然るを死したる後の大楽(ダイラク)を願ふ」(出典:造…
たい‐りょう(‥リャウ)【大領】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「だいりょう」とも )① 令制で、郡司の長官。在地の有力豪族を任用する。おおきみやつこ。こおりのみやつこ。郡司(ぐんじ)。〔令義解(…
たい‐ろう(‥ラウ)【大粮】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 令制での官人給与の総称。ふつう、下級官人である諸司諸寮の衛士(えじ)・仕丁・采女(うねめ)・女丁などの番上のものに給する米・塩・布…
おおなわ‐とび〔おほなは‐〕【大縄跳び】
- デジタル大辞泉
- 複数人で行う縄跳び。長縄の両端を二人で持って回し、その間を他の者が跳ぶもの。長縄跳び。
おおわき‐だに〔おほわき‐〕【大涌谷】
- デジタル大辞泉
- ⇒おおわくだに(大涌谷)
だいフーガ【大フーガ】
- デジタル大辞泉
- 《原題、〈ドイツ〉Große Fuge》ベートーベンの弦楽四重奏曲。変ロ長調。1825年から1826年にかけて作曲。ルドルフ大公に献呈。弦楽四重奏曲第13番の…
げんすん‐だい【原寸大】
- デジタル大辞泉
- 実物と同じ大きさであること。「原寸大の模型」
いば‐だい【茨大】
- デジタル大辞泉
- 「茨城大学」の略称。
おお‐つちぐも〔おほ‐〕【大土蜘=蛛】
- デジタル大辞泉
- クモ目オオツチグモ科に属する大形のクモの総称。南北アメリカ・アフリカ・東南アジア・オーストラリアに広く生息し、俗にタランチュラと呼ばれる。…
おお‐まちがい〔おほまちがひ〕【大間違い】
- デジタル大辞泉
- 1 大きな失敗や事故。2 考え・理解・認識などが、事実と大きく違っていること。「何でも思いどおりになると思ったら大間違いだ」
だいこうずい【大洪水】[書名]
- デジタル大辞泉
- 《原題、〈フランス〉Le Déluge》ル=クレジオの長編小説。1966年刊。万物の死の予感から逃れようとしてさまよう青年の13日間を描く。
こう‐だい【×鴻大/洪大】
- デジタル大辞泉
- [名・形動]きわめて大きいこと。また、そのさま。「商館の―なるに驚き」〈福沢・学問のすゝめ〉
大会社【だいがいしゃ】
- 百科事典マイペディア
- 株式会社のうち,資本の額が5億円以上または負債総額が200億円以上の会社をいう。商法特例法で導入され,2005年の会社法(2条)で再定義されたが,…
大検【だいけん】
- 百科事典マイペディア
- 大学入学資格検定の略称。中学卒業以上の者は誰でも受験でき,合格すれば高校を卒業しなくても大学に進む資格が得られる検定。1951年発足。1992年度…
大雪山【だいせつざん】
- 百科事典マイペディア
- 北海道中央部にある活火山群。カルデラの御鉢平を囲み,最高峰の旭岳,北鎮岳(2244m),白雲岳(2230m)などがある。地質は古生層,花コウ岩,第三…
大山寺【だいせんじ】
- 百科事典マイペディア
- 鳥取県大山町にある天台宗の寺。大仙寺とも書く。奈良時代に金蓮(こんれん)が開創。円仁が丈六の地蔵菩薩をまつり,堂宇を建立した。中世以後,修験…
ふう‐だい【風大】
- デジタル大辞泉
- 仏語。四大しだい・五大・六大の一。風という要素。ものの動きを生長させる作用をもつ。
とみ‐だい【富大】
- デジタル大辞泉
- 富山大学の俗称。
のうこう‐だい【農工大】
- デジタル大辞泉
- 「東京農工大学」の略称。
ふく‐だい【福大】
- デジタル大辞泉
- 「福井大学」「福岡大学」「福島大学」「福山大学」の略称。
たい‐えつ【大悦】
- デジタル大辞泉
- 大きな喜び。大喜び。「大悦至極に存じます」[類語]喜び・満悦・愉悦・喜悦・祝い・祝賀・賀・喜色・歓喜・歓心・狂喜・驚喜・随喜・恐悦・法悦・愉…
たい‐こう〔‐カウ〕【大行】
- デジタル大辞泉
- 1 すぐれたおこない。また、大事業。2 「大行天皇」の略。