【曳杖】えいじよう(ぢやう)
- 普及版 字通
- 杖をひく。〔礼記、檀弓上〕孔子蚤(はや)く作(お)き、手をひ杖を曳き、門に搖(逍遥)す。字通「曳」の項目を見る。
【寄情】きじよう(じやう)
- 普及版 字通
- 思いを物に寄せる。〔劉子新論、韜光〕性を山林に託し、を物外に寄す。人に求むるるに非ざるなり。字通「寄」の項目を見る。
【匱糧】きりよう(りやう)
- 普及版 字通
- 食が乏しい。〔宋書、楽志一〕韓娥といふり。東のかた齊に之(ゆ)き、雍門に至り、糧に匱(とぼ)し。乃ち哥(うた)を鬻(ひさ)ぎてを假る。にして去る。…
【麾仗】きじよう(ぢやう)
- 普及版 字通
- 指揮用の武器。〔唐書、儀衛志上〕に鼓吹。に麾仗一、執るは武弁、朱衣・革帶、二人夾(さしはさ)む。字通「麾」の項目を見る。
【騎牆】きしよう(しやう)
- 普及版 字通
- 両家の間の牆にまたがる。日和見の態度、あるいは両可(どっちでもよい)という態度をとる。〔経解入門〕し日書を看ること多からず、時に臨んで(すべ…
【帝城】ていじよう(じやう)
- 普及版 字通
- 宮城。唐・王維〔聖製~雨中春望の作に奉和す、応制〕詩 雲裏、、雙鳳闕(さうほうけつ) 雨中、春樹、人の家字通「帝」の項目を見る。
【提觴】ていしよう(しやう)
- 普及版 字通
- 杯をあげる。〔韓非子、十過〕師曠、已(や)むことを得ずして、琴を(ひ)きて鼓す。一たび之れを奏するに、玄鶴二り、~は宮の聲に中(あた)り、聲、天…
【禎祥】ていしよう(しやう)
- 普及版 字通
- 瑞祥。〔中庸、二十四〕國家の將(まさ)に興らんとするや、必ずり。國家の將にびんとするや、必ず妖(えうげつ)(禍殃の祥)り。字通「禎」の項目を見…
【典章】てんしよう(しやう)
- 普及版 字通
- 制度文物。〔隋書、牛弘伝賛〕篤くを好み、學優にして仕ふ。淡の風り、曠の度を懷(いだ)く。百王の損をり、一代の典をす。の叔孫も、(くは)ふること…
【売漿】ばいしよう(しやう)
- 普及版 字通
- 飲料水売り。〔史記、貨殖伝〕富は必ず奇を用(もつ)てつ。~賣漿は小業なり。而れども張氏は千なり。~此れ皆壹(せいいつ)の致すなり。字通「売」の…
【板牀】はんしよう(しやう)
- 普及版 字通
- 板張りの牀。〔後漢書、独行、向栩伝〕性、卓(たくき)不倫、恆に老子を讀み、、學の如し。~常に竈北に於て板牀上に坐す。是(かく)の如きこと積久、…
【披情】ひじよう(じやう)
- 普及版 字通
- 心をひらく。披懐。南朝宋・謝霊運〔山居の賦〕名山に陵(のぼ)りて(しばしば)憩(いこ)ひ、巖室を(よぎ)りてを披く。未だ至に階せずと雖も、且(しばら…
【譬況】ひきよう(きやう)
- 普及版 字通
- たとえる。〔顔氏家訓、音辞〕玄(じやうげん)、六經にし、高誘、呂覽・淮南を解し、許愼、をり、劉熹、釋名を製(つく)るに(およ)んで、始めて譬況・…
【賛襄】さんじよう(じやう)
- 普及版 字通
- たすけて成さしめる。〔書、皋陶〕禹曰く、兪(しか)り。乃(なんぢ)の言、績とすべきを(いた)すと。皋陶(かうえう)曰く、予(われ)未だ知ることらざる…
【事状】じじよう(じやう)
- 普及版 字通
- ことのありさま。〔捜神記、十五〕李娥年六十。みて卒(しゆつ)し、外に埋め、已に十四日なり。~武陵の太守、娥の死して復(ま)た生きたるを聞き、召…
【時享】じきよう(きやう)
- 普及版 字通
- 四季の祭。〔戦国策、趙一〕古の賢君、行(かいだい)に施すに非ざるなり。~祭祀時享、鬼に當るに非ざるなり。~年豐なるは、衆人之れを喜ぶも、賢は…
【鶴觴】かくしよう(しやう)
- 普及版 字通
- 酒の名。〔洛陽伽藍記、城西〕京師の貴、~相ひ餉饋す。千里を踰え、其のく至るを以て、號して鶴觴と謂ひ、亦た騎驢酒と名づく。字通「鶴」の項目を…
【漢仗】かんじよう(ぢやう)
- 普及版 字通
- 体貌の立派なこと。清・梁章鉅〔退園随筆、十三〕將をぶの法は、士をぶと同じからず。智は固(もと)より先んずるに在るも、仗も亦た須(すべか)らくね…
【漿飯】しよう(しやう)はん
- 普及版 字通
- かゆ。〔韓非子、外説右上〕魯、五を以て衆をし、長を爲(つく)らしむ。~子路其の私秩の粟を以て漿を爲(つく)り、を作るを王の衢(く)に(むか)ふ。~…
【觴詠】しよう(しやう)えい
- 普及版 字通
- 酒を飲み、詩を詠ずる。晋・王羲之〔蘭亭集の序〕絲竹管絃の無しと雖も、一觴一詠、亦た以て幽を暢敍(ちやうじよ)するに足る。字通「觴」の項目を見…
【心境】しんきよう(きやう)
- 普及版 字通
- 心の状態。唐・張説〔清遠江峡山寺〕詩 猿鳴きて、谷の靜かなるを知り 魚戲れて、江のしきを辨ず 靜默、將(は)た何をか貴ぶ 惟だ應(まさ)に心同…
【神情】しんじよう(じやう)
- 普及版 字通
- こころ。晋・袁宏〔三国名臣序賛〕爰(ここ)に初めて迹を發し、此の沛(てんぱい)(失敗)に(あ)ふも、玄(ふか)く定まり、之れに處(を)りて彌(いよいよ…
【牀前】しよう(しやう)ぜん
- 普及版 字通
- ねどこの前。唐・李白〔静夜思〕詩 牀、光を看る 疑ふらくは是れ、地上の霜かと字通「牀」の項目を見る。
【祥瑞】しよう(しやう)ずい
- 普及版 字通
- めでたいことのしるし。〔漢書、元后伝〕上は天心に順ひ、下は百姓を安んず。此れ正義善事、當(まさ)に瑞るべし。何の故に災異を致さん。字通「祥」…
【唱于】しよう(しやう)う
- 普及版 字通
- うなるような声。〔荘子、斉物論〕なるは于と唱へ、隨ふは(ぐ)と唱ふ。冷風には則ち小和し、飄風(へうふう)には則ち大和す。字通「唱」の項目を見る。
【猩血】しよう(しやう)けつ
- 普及版 字通
- 色。宋・陸游〔雨霽(は)れて春色粲然たり、喜びて賦する有り〕詩 千縷の塵(きくぢん)、楊柳なり 枝の猩血、棠(かいだう)紅なり字通「猩」の項目を…
【挫傷】ざしよう(しやう)
- 普及版 字通
- いたみ傷つく。〔後漢書、皇甫規伝〕天下擾擾(ぜうぜう)として、亂に從ふこと歸するが如し。故に征戰るに、挫傷せざること鮮(すく)なく、官民竝び竭(…
【采章】さいしよう(しやう)
- 普及版 字通
- 色彩と文様。〔国語、周語中〕亦た唯だ是れ死生の物、以て百姓に臨み長として、輕重もて之れを布くは、王も何の異なることか之れらん。字通「采」の…
【象形】しよう(しやう)けい
- 普及版 字通
- 文字の構造法。六書の一。絵画的な方法。〔説文解字叙〕象形なるは、其の物を畫し、體に隨つて詰(きつくつ)す。日、是れなり。字通「象」の項目を見…
【傷夷】しよう(しやう)い
- 普及版 字通
- 傷つく。〔史記、劉敬伝〕今~天下の民をして肝腦(かんなう)地に塗(まみ)れ、子骨を中野に暴(さら)さしむること、(あ)げて數ふべからず。哭泣の聲未…
【傷寒】しよう(しやう)かん
- 普及版 字通
- 熱病。今は腸チフスの類をいう。〔素問、九、熱論〕今夫(そ)れ熱は皆傷のなり。字通「傷」の項目を見る。
【傷瘁】しよう(しやう)すい
- 普及版 字通
- 悲しみやつれる。〔後漢書、李固伝〕大行、殯に在り、路人も涕(なみだ)を掩(おほ)ふに、固獨り胡貌、頭弄、槃旋(ばんせん)偃仰(えんかう)、從容(しよ…
【詳密】しよう(しやう)みつ
- 普及版 字通
- 詳しくゆきとどく。唐・韓〔張中丞伝後序〕此の傳を爲(つく)ること頗(すこ)ぶる詳密なり。然れどもほ闕(か)くるるを恨む。字通「詳」の項目を見る。
【亜相】あしよう(しやう)
- 普及版 字通
- 御史大夫の別称。秦のとき丞相の副であった。わが国では大納言をいう。唐・白居易〔李昌元、御史大夫を兼ぬべしの制〕亞相の秩、威重崇なり。爾(なん…
【案上】あんじよう(じやう)
- 普及版 字通
- 机上。唐・応物〔馮著に寄す〕詩 幸ひにして事に牽かるる無し 且(しばら)く案上の書を覽る字通「案」の項目を見る。
広早浦ひろはやうら
- 日本歴史地名大系
- 愛媛県:西宇和郡保内町広早浦[現]保内町広早佐田岬(さだみさき)半島基部の伊予灘に面する漁村で、東は喜木津(ききつ)浦、西は伊方(いかた)…
【有情】ゆうじよう(いうじやう)・うじよう(じやう)
- 普及版 字通
- 感情・情趣がある。喜怒哀楽がある。唐・李賀〔金銅仙人、漢を辞する歌〕詩 (すいらん)、客をる、咸陽の 天(も)しらば、天も亦た老いん字通「有」…
わ‐よう(‥ヤウ)【和洋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 日本と西洋。[初出の実例]「和洋(ワヤウ)両様の来訪人共に、其便利を感じつべし」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉二〇)② 日…
カラット carat karat
- 改訂新版 世界大百科事典
- 質量の単位の一つで,宝石の質量を表すのに用いられる。その来歴は複雑で,205mgの質量に相当すると解されたこともあるが,メートル法では,1907年に…
【居常】きよじよう(じやう)
- 普及版 字通
- 平生。〔漢書、西域下、烏孫国伝〕の元封中、江王の女細君をはしてと爲し、以て(烏孫に)妻(めあは)す。~悲愁し、自ら歌を爲作(つく)りて曰く、~…
【拠城】きよじよう(じやう)
- 普及版 字通
- 城にたてこもる。〔後漢書、王昌伝〕光武乃ち~鉅鹿を圍む。(王昌)の太守王饒、に據ること數十日、攻するも剋(か)たず。字通「拠」の項目を見る。
【倨牀】きよしよう(しやう)
- 普及版 字通
- 牀几にこしかける。〔史記、生伝〕生(れきせい)至り、入りてす。沛(劉邦)方(まさ)に牀に倨し、兩女子をして足を洗はしめて生を見る。字通「倨」の…
【匡弼】きよう(きやう)ひつ
- 普及版 字通
- ただしたすける。〔後漢書、左雄伝〕實に王臣蹇蹇(けんけん)のり。~宜しく(ぬき)んでて喉舌の官に在らしむべし。必ず匡弼のらん。字通「匡」の項目…
【狂愚】きよう(きやう)ぐ
- 普及版 字通
- おろか。〔三国志、呉、諸恪伝〕恪~びるにび、臨淮の臧均、表して恪を收めることを乞ひて曰く、~臣狂愚を以て忌するを知らず。敢て破滅の罪をして…
【享覲】きよう(きやう)きん
- 普及版 字通
- 天子に謁見して贈り物を献上する。〔穀梁伝、昭三十二年〕天子なれば、侯享覲せず。天子の在るは、惟だ祭と號とのみ。字通「享」の項目を見る。
【享祀】きよう(きやう)し
- 普及版 字通
- 神をまつる。〔左伝、僖五年〕(虞)曰く、吾が享祀豐(ほうけつ)なり。必ず我に據らんと。字通「享」の項目を見る。
【況栄】きよう(きやう)えい
- 普及版 字通
- 栄名を表わす。漢・司馬相如〔封禅文〕(おも)ふに泰山・梁甫(りゃうほ)、壇場を設けて幸(臨幸)をむ。蓋(けだ)し號は以て況榮せんとするなり。字通…
【強盛】きよう(きやう)せい
- 普及版 字通
- つよくさかん。魏・曹冏〔六代論〕賈誼曰く、侯強なれば、亂を長じ姦をさん。夫(そ)れ天下の治安を欲せば、衆(おほ)く侯をて、其の力を少なくする~…
【強大】きよう(きやう)だい
- 普及版 字通
- つよく大きい。〔老子、七十六〕人の生きるや柔なり。其の死するや堅強なり。~故に強大なるは下に處(を)り、柔なるは上に處る。字通「強」の項目を…
【疆事】きよう(きやう)じ
- 普及版 字通
- 境界爭い。〔左伝、桓十七年〕夏、齊の師と奚(けい)に戰ふは、疆事なり。是(ここ)に於て齊人、魯の疆をす。疆來(きた)りぐ。字通「疆」の項目を見る。