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いのり‐もの【祈物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 幣(ぬさ)など、祈祷の用具。[初出の実例]「さかしきもの、〈略〉ちごの祈りし、腹などとる女。ものの具ども請ひ出でて、いのり物作る」(…

いわい‐もの(いはひ‥)【祝物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 祝いとして贈る物。また、贈られる物。[初出の実例]「いはひ物を祝ふ事は、いわ井と書、仏具はいはひと書分なり」(出典:随筆・関秘録(1…

じき‐もつ(ヂキ‥)【直物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 代価として引き渡すもの。貨幣(直銭)や米(直米)などの類。じきぶつ。[初出の実例]「挍屋二宇〈可立政所屋西〉其直物充二賀暹一了、早…

じだい‐もの【時代物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 長い年月を経過した物。古びた物。古物。年数物(ねんすうもの)。[初出の実例]「紅梅染の手拭掛は、信長の時代(ジタイ)物」(出典:浮世草…

さい‐もつ【祭物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 祭祀の時、神前に供える物品。祭時の供物。[初出の実例]「以二九日酒四瓶子・鋤鍬各一口・白布一段半疋・紙三帖・散米三一出レ之。此祭物…

しゅら‐もの【修羅物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 能の曲趣分類の一つ。武将の霊を主人公(シテ)とし、激しい戦乱を素材とする。多くは修羅道におちた主人公が、その苦しみを語り、まねて…

しらなみ‐もの【白浪物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 盗賊を主人公にしたてた講談、歌舞伎などの総称。河竹黙阿彌はその代表的作家であり、「白浪五人男」「白浪五人女」などがある。

しゅうとく‐ぶつ(シフトク‥)【拾得物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 拾得した物品。

じ‐もつ【寺物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 寺院が所有する物品。または、寺院で収納する田租や、その他の賦課。[初出の実例]「寺物を露ばかりも自用の事なくてやみにけり」(出典:…

し‐もの【為物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 何かの役に立つもの。[初出の実例]「『上へきっとたちのびた枝がある』〈略〉『あれが能いし物が有る』『何に成りまする』」(出典:虎寛…

び‐ぶつ【微物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ごく小さいもの。少しばかりの物。ささやかなもの。とるに足らぬほどのもの。[初出の実例]「抑捧二涓塵之微物一、廻二向于諸方一之条、頗…

ひろはば‐もの【広幅物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 普通の幅よりも、広い幅の物。特に幅が鯨尺で一尺九寸(約七二センチメートル)ある広幅の反物をいう。

ふうりゅう‐もの(フウリウ‥)【風流物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 祭礼の時、花籠など種々の装飾を施して持ち歩く見せ物。

ぶっ‐きょう(‥キャウ)【物狂】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「ものぐるい」の音読 )① ものぐるおしいこと。常軌を逸していること。また、その人。[初出の実例]「不可思議の功能多く侍り、物狂(フ…

ぶっ‐そう【物&JISEAC7;・物騒サウ】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 形動 )① ざわついて落ち着かないこと。また、そのさま。[初出の実例]「宮中物忩」(出典:玉葉和歌集‐承安三年(1173)八月一五日)「人…

ほうがん‐もの(ハウグヮン‥)【判官物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 謡曲・幸若舞曲・浄瑠璃・歌舞伎などで、義経伝説に取材した作品。謡曲「船弁慶」「安宅」、浄瑠璃「鬼一法眼三略巻」「義経千本桜」、歌…

ほう‐ぶつ(ハウ‥)【方物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① その地方の産物。土産。[初出の実例]「陸奥蝦夷貢二方物一」(出典:続日本紀‐文武元年(697)一〇月壬午)「毎春方物を携へて拝謁に参向…

ほどき‐もの【解物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 縫い直し、洗い張りなどのために、衣服の縫い糸を解きはなすこと。また、それにあてる衣服やその仕事。ときもの。[初出の実例]「母親も、…

かげん‐もの【加減物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 適当な調節を必要とする物事。ほどよくすることのむずかしいもの。[初出の実例]「みどり子に追はるる足も加減もの」(出典:雑俳・俳諧觽‐…

かしら‐もの【頭物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 取引相場で、上等な品物。特に、生糸の上等な物。

きじ‐もの(きヂ‥)【生地物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 手を加えない、生地のままのもの。

きじゃく‐もの【着尺物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 着尺の反物。おとなの着物一枚を作るために織り出された織物。ふつう、鯨尺で幅九寸(約三四センチメートル)~九寸五分、長さ二丈八尺(…

き‐もつ【奇物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =きぶつ(奇物)①[初出の実例]「山門の威に募り、切物・奇物(キモツ)責めはたり」(出典:源平盛衰記(14C前)九)

き‐もの【木物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 生け花の材料を三大別した際、松、梅、桜、柳など、俗に木と呼ぶ植物の総称。→花物(はなもの)・実物(みもの)

きょうざつ‐ぶつ(ケフザツ‥)【夾雑物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ある一つの物質の中にまじりこんでいるよけいな物。不純物。まじり物。〔稿本化学語彙(1900)〕

かん‐ぶつ(クヮン‥)【官物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① =かんもつ(官物)①[初出の実例]「官物の自転車がくんなり曲ってしまって」(出典:赤い自転車(1952)〈阿川弘之〉)[その他の文献]〔晉…

かん‐もつ(クヮン‥)【官物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 官の所有するもの。官有物。国有物。ひろく、官庫にはいったもの。かんぶつ。[初出の実例]「或限外売買、没二為官物一」(出典:続日本紀…

からつ‐もの【唐津物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =からつやき(唐津焼)[初出の実例]「唐津物とはいふまいと瀬戸が勝」(出典:雑俳・さくら鯛(1823‐24)一)

かいちょう‐もの(カイチャウ‥)【開帳物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 寺院の開帳をあてこんで作った歌舞伎や人形浄瑠璃などの戯曲。「傾城壬生大念仏(けいせいみぶだいねんぶつ)」「傾城浅間嶽(けいせいあさ…

かい‐つ‐もの(かひ‥)【貝物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「貝の物」の意 ) 貝類。貝のたぐい。[初出の実例]「なまもの・からもの・すしもの・かいつもの、たけたかくうるはしくもりて」(出典:…

おおはば‐もの(おほはば‥)【大幅物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 刀身の幅の広いもの。だんびらもの。[初出の実例]「相州正宗がきたいたる二尺七寸大(オホ)はばもの」(出典:仮名草子・可笑記(1642)五…

埋蔵物 まいぞうぶつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
土地その他の物 (包蔵物) の中に埋蔵されていて,所有者がだれであるかを容易に識別できない物。遺失物法の規定に従い公告をしたのち,6ヵ月内に所有…

廃棄物 はいきぶつ solid waste

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
生産,流通,生活に伴って発生する各種のごみや不要物をいう。元来,自然の循環過程のなかに無理なく組み込まれていたが,人口の稠密化,廃棄物の増…

まき‐もの【蒔物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 種子をまいて栽培するもの。[初出の実例]「今蒔物(マキモノ)の忙しい処へ打っ込んで」(出典:土(1910)〈長塚節〉)② 引き出物の類。お…

まけ‐もの【負物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 勝負事で、負けた方から勝った方に差し出す品物。[初出の実例]「詣左府、奉囲碁負物斑竹筆州管」(出典:権記‐長保四年(1002)八月一三…

まち‐もの【待物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 できあいの品物。注文して作らせるあつらえ物に対していう。

めん‐もつ【免物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 国家的な吉凶の大事が起こった時、特典をもって囚人の罪科をゆるすこと。赦(しゃ)。ゆるしもの。[初出の実例]「見天慶五年正月五日私記、…

もの‐あい(‥あひ)【物間】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 物と物との間。また、その間の距離、へだたり。[初出の実例]「十六七の小男の〈略〉障子の隙間物間の、そよともするを心に掛けて」(出典…

もの‐うたがい(‥うたがひ)【物疑】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 物事を疑うこと。疑い嫉妬すること。[初出の実例]「わりなくものうたがひする男にいみじう思はれたる女」(出典:枕草子(10C終)一五…

もの‐うり【物売】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 商品を持って町を売り歩くこと。路傍などに商品を並べて売ること。また、その人。行商人。[初出の実例]「このことを物うりあやしう思へ…

もの‐きれ【物切】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① よく切れる刃物。切れ物。[初出の実例]「信臣精卒のすくったる武者が、ここはの物きれを以てあれば」(出典:史記抄(1477)五)② 物の切…

もの‐ぎわ(‥ぎは)【物際】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① さし迫った瞬間。物事を行なうまぎわ。特に、合戦が行なわれようとする間際。せとぎわ。[初出の実例]「はやりて鑓を入るれば物ぎはにて…

もの‐ごのみ【物好】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 形動 )① 特別な物事を好むこと。珍しい物事や風流、趣味などに心を用いること。また、そのさま。[初出の実例]「このものごのみするわか…

もの‐さ・びる【物寂】

精選版 日本国語大辞典
〘 自動詞 バ上一 〙 [ 文語形 ]ものさ・ぶ 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 ( 「もの」は接頭語 )① 何となくさびれる。どことなく古ぼけて見すぼらしくな…

もの‐し【物仕・物師】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 物事をするのが上手な者。(イ) 特に、染色・縫製などの工芸の専門家。職人。[初出の実例]「なほひかへさせ給へ、いみじき物しぞ、まろは…

もの‐とり【物取】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 他人の所有物を奪い取ること。他人の物を盗み取ること。また、その人。盗人。どろぼう。おいはぎ。[初出の実例]「盗人の物取に入たるか、…

もの‐ならい(‥ならひ)【物習】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 物事を習うこと。学問をすること。勉学に励むこと。[初出の実例]「学問(モノナラヒ)の尼善信等、百済より、還りて桜井寺に住り」(出典:…

もの‐なれ【物馴・物慣】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物事になれていること。世故(せこ)にたけていること。また、その人やそのさま。[初出の実例]「心えはてて、立ちぬ。物なれのさ…

もの‐ぬし【物主・武主】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 物の持ち主。また、多くの財産を持っている人。物持ち。② 戦陣での部隊の長。[初出の実例]「信州市川より松山四籠之よふかいを取出し持…

もの‐の‐ぐ【物具】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 装束・調度・理髪具・楽器など一組となって完備したもの。調度品。道具。[初出の実例]「家も焼けほろび物のぐもみなとられはてて」(出典…