イオン反応 いおんはんのう ionic reaction
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イオン間あるいはイオンが関与する化学反応のことをさすが、主として電解質溶液内の反応をいう。 水溶液での反応の多くはイオン反応で、沈殿生成反…
アルキド樹脂【アルキドじゅし】
- 百科事典マイペディア
- 多価アルコールと有機多塩基酸との縮合で作られた骨格に,高級脂肪酸などを結合させた高分子化合物の総称。グリセリンと無水フタル酸および高級脂肪…
アルキメデス Archimedes
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前287頃~前212古代における最大の物理学者,数学者,技師。シラクサの人。一時アレクサンドリアに学び,帰国後,僭主(せんしゅ)ヒエロン2世と親交を…
アール‐キュー【RQ】[respiratory quotient]
- デジタル大辞泉
- 《respiratory quotient》呼吸の際、単位時間内に生じた二酸化炭素量と消費された酸素量の比率。生体外で食品について、また、人体すべてについて測…
絶縁油 (ぜつえんゆ) insulating oil
- 改訂新版 世界大百科事典
- 電気絶縁油ともいう。変圧器,コンデンサー,遮断器,ケーブルなどの電気機器において,電気の絶縁,発生熱の除去,冷却などを目的として用いられる…
コハク酸イミド コハクさんイミド succinimide
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 (CH2CO)2NH 。スクシンイミドともいう。融点 126℃の結晶。無水コハク酸にアンモニアを作用させてつくる。イミド基の水素は金属原子と置換され…
フリーデル-クラフツ触媒 フリーデルクラフツショクバイ Friedel-Crafts catalyst
- 化学辞典 第2版
- アルキル化反応およびアシル化反応などの求電子置換反応(フリーデル-フラフツ反応)に用いられるルイス酸触媒(AlCl3,AlBr3,FeCl3,FeBr3,ZrCl4,Sn…
浮力 ふりょく buoyancy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 地球重力の作用のもとで,流体内にある物体が流体から受ける鉛直上向きの力。アルキメデスの原理により,浮力の大きさは,物体が排除した流体の重さ…
炔 quē [漢字表級]2 [総画数]8
- 中日辞典 第3版
- [名]<化学>アセチレン系炭化水素.アルキン.▶“炔烃quētīng”とも.乙yǐ~/アセチレン.[異読]〖…
グリニャール反応 (グリニャールはんのう) Grignard reaction
- 改訂新版 世界大百科事典
- RMgX(Rはアルキル基,フェニル基などの有機原子団,XはCl,Br,I)で表される有機マグネシウム化合物が関与する反応の総称。1901年フランスのF.A.V.…
ニトロキシド ニトロキシド nitroxide
- 化学辞典 第2版
- 図示したような構造をもつ遊離基の総称.R2-:↔R2+-:-N,N-ジ置換ヒドロキシルアミンを緩和な酸化剤(酸化鉛(Ⅳ),アルカリ性過酸化水素など)で酸化…
渦巻線 うずまきせん spiral
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 平面曲線のうち,1点のまわりをぐるぐる回る曲線をいい,渦線,螺旋,スパイラルなどという。極座標 (r,θ) で表わす。 (1) r=aθ を正渦線,または…
テレフタル酸 テレフタルさん terephthalic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 1,4-ベンゼンジカルボン酸のこと。無色の結晶。融点 300℃ (昇華) 。 p -キシレンあるいは1,4-ジアルキルベンゼンを酸化してつくられる。工業的には…
クルチウス反応 クルチウスはんのう Curtius reaction
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- カルボン酸から炭素原子数の1つ少いアミンを合成する反応。 T.クルチウスが発見した (1889) 。まずカルボン酸から酸アジドに導き,これを加熱によっ…
烷 wán [漢字表級]2 [総画数]11
- 中日辞典 第3版
- [名]<化学>メタン系炭化水素.アルカン.▶“烷烃wántīng”とも.~基jī/アルキル基.[下接]丁d…
エステル交換 えすてるこうかん transesterification
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エステルにアルコール、酸または他のエステルを反応させて、エステルを構成する酸基(カルボン酸の場合はアシル基)、またはアルキル基を交換する反…
ウッダーラカ・アールニ Uddālaka Āruṇi
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前6世紀頃のインドの哲学者。ウパニシャッドの代表的哲人の一人で,ヤージュニャバルキヤの師匠。一切の現象は,唯一なる有 satから展開したという学…
レミ グールモン Remy de Gourmont
- 20世紀西洋人名事典
- 1858 - 1915 フランスの作家,文芸評論家。 北仏ノルマンディー州オルヌ生まれ。 ノルマンディーの名門出身。カーン大学で法律を修める。パリの国立…
第三級アルコール ダイサンキュウアルコール tertiary alcohol
- 化学辞典 第2版
- ヒドロキシ基が第三級炭素原子に結合した脂肪族アルコールの総称.もっとも簡単な構造をもつ第三級アルコールはt-ブチルアルコール(CH3)3COHである.…
カシュー樹脂塗料【カシューじゅしとりょう】
- 百科事典マイペディア
- カシューナッツの殻液またはこれと類似の天然フェノール含有物質を高温で酸化重合させたり,ホルマリンなどと縮合させてつくった合成漆塗料。アルキ…
スルフィド スルフィド sulfide
- 化学辞典 第2版
- チオエーテルともいう.RSR′の一般式で表される化合物の総称.エーテルの酸素原子を硫黄原子で置き換えた化合物である.一般に不快臭をもち,水に不…
メチル基 メチルき methyl group
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- Me と略記。メタンから水素原子1個を除いて生じる1価の置換基 -CH3 。アルキル基の一種。メチル基は安定な状態では存在しない。メチルラジカル CH3…
二硫化ジアルキル ニリュウカジアルキル dialkyl disulfide
- 化学辞典 第2版
- 一般式RSSRで表される化合物の総称.チオールを穏やかに酸化すると得られる.一般に悪臭のある液体である.二硫化ジアリル (CH2=CHCH2S)2 はニンニク…
サマン さまん Albert Samain (1858―1900)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 「秋と黄昏(たそがれ)の詩人」とうたわれるフランス象徴派の詩人。リールに生まれ、パリに出て『メルキュール・ド・フランス』誌創刊に協力する。代…
アルキメデスの原理 あるきめですのげんり
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 物体の一部または全部が流体(液体または気体)の中にあるとき、物体には、物体が押しのけた部分の流体の重さに等しい浮力が働くという原理。伝説に…
マロン酸 (マロンさん) malonic acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 鎖式ジカルボン酸の一つ。はじめにリンゴ酸malic acidの酸化によって得られたのでこの名がつけられた。天然にはカルシウム塩としてテンサイの中に含…
単分子膜 たんぶんしまく unimolecular film
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 厚さがちょうど1分子に相当するだけの薄い膜となって分子が整列したときに単分子膜、あるいは単分子層という。高級脂肪酸や高級アルコールを、ベンゼ…
カワセミ (翡翠)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 神話,伝承ブッポウソウ目カワセミ科の鳥の1種,広義には同科の鳥の総称。カワセミAlcedo atthis(英名common kingfisher)は全長約16cm。美…
ジャノメナマコ じゃのめなまこ / 蛇目海鼠 [学] Bohadschia argus
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 棘皮(きょくひ)動物門ナマコ綱クロナマコ科に属する海産動物。体表一面に鮮明な蛇の目模様のついたサンゴ礁に産するナマコ。体長30~40センチメート…
スルホン酸【スルホンさん】
- 百科事典マイペディア
- スルホン酸基−SO3Hをもつ有機化合物をいう。メタンスルホン酸CH3SO3H,ベンゼンスルホン酸C6H5SO3Hなど。芳香族のスルホン酸はフェノールや染料など…
ふ‐りょく【浮力】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 静止している液体や気体の中にある物体がその液体・気体から上方へ引き上げるように受ける力。アルキメデスの原理により、物体が排除する…
ピナコール転位 ピナコールテンイ pinacol rearrangement
- 化学辞典 第2版
- ピナコロン転位,ピナコリン転位ともいう.ピナコールに希硫酸を加えて加熱すると,脱水とともに転位が起こってピナコロンを生じる反応をいう.置換…
ウィルゲロット反応 ウィルゲロットハンノウ Willgerodt reaction
- 化学辞典 第2版
- アルキル=アリール=ケトンを多硫化アンモニウムとともに加熱することにより,同炭素数の酸アミドに変換する反応.ケトン以外にオレフィンも同様の酸…
イミノエーテル イミノエーテル imino ether
- 化学辞典 第2版
- 次の構造式をもつ化合物.イミドエーテル(imido ether),イミノエステル(imino ester),イミド酸エステル,イミダートともいう(Rはアルキル基).酸ア…
アリー・パシャ Ali Paşa 生没年:1744ころ-1822
- 改訂新版 世界大百科事典
- 19世紀初めにオスマン帝国支配下の北部ギリシアと南部アルバニアに半ば独立の侯国を築き上げた豪族。祖先は西アナトリアのキュタヒア出身のメウレウ…
シクロホスファミド
- 百科事典マイペディア
- 化学式はC7H15N2Cl2O2P。水やエタノールに可溶のアルキル化剤で,DNA合成を阻害する。抗体産生中のBリンパ球の増殖を妨げるので,免疫抑制の作用があ…
こうもり Die Fledermaus
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ワルツ王ヨハン・シュトラウス作曲のオペレッタ。全3幕。1874年ウィーン初演。原典はベネディクスの喜劇『監獄』だが、これをフランスでボードビル化…
スルホニウム化合物 スルホニウムかごうぶつ sulfonium compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一般式 R3S+X- で表わされる化合物。オキソニウム化合物の酸素原子を硫黄原子で置き換えた化合物である。スルホニウムは強塩基で,適当な酸基 (ハロ…
はいすい‐りょう(‥リャウ)【排水量】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 船が水に浮かぶ時に排除した水の重量。アルキメデスの原理により、その船の重量に等しく、主に軍艦の重量を表わすのにいう。[初出の実例]…
フンスディーカー反応 フンスディーカーハンノウ Hunsdiecker reaction
- 化学辞典 第2版
- カルボン酸の銀塩に,CCl4中で I2 または Br2 を作用させると,脱炭酸されてハロゲン化アルキルを生じる反応.R-COOAg + Br2 → R-Br + CO2 + AgBr…
中性洗剤 チュウセイセンザイ neutral detergent
- 化学辞典 第2版
- 中性洗浄剤ともいう.油脂および脂肪酸などの弱酸と強アルカリの水酸化ナトリウムなどとの反応によってつくられるせっけんは,その水溶液がアルカリ…
エチニルマグネシウムブロミド エチニルマグネシウムブロミド ethynylmagnesium bromide
- 化学辞典 第2版
- C2HBrMg(128.24).HC≡CMgBr.エチルマグネシウムブロミドのTHF溶液に過剰のアセチレンを吹き込むと得られる.THFに可溶,ヘキサンに難溶.水,エタノ…
フォンターヌ Fontanes, Louis, Marquis de
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1757.3.6. ドゥセーブル,ニオール[没]1821.3.17. パリフランスの政治家,ジャーナリスト。第一帝政時代のカトリック的・保守的思想の代表者。ナ…
ヴィクトル スガラン Victor-Ambroise-Désiré Segalen
- 20世紀西洋人名事典
- 1878.1.14 - 1919.5.21 フランスの軍医,文学者。 ブレスト生まれ。 タヒチで艦上勤務をした事もある。「メルキュール・ド・フランス」誌に、ゴーガ…
ミルキュア ピュア
- デジタル大辞泉プラス
- 株式会社ハウスオブローゼが販売する基礎化粧品のブランド名。
スルホン酸 スルホンサン sulfonic acid
- 化学辞典 第2版
- 一般式RSO3Hで表される化合物の総称.芳香族スルホン酸は,芳香族炭化水素,アミン,フェノールなどをスルホン化すると得られる.脂肪族スルホン酸は…
マレイン酸【マレインさん】
- 百科事典マイペディア
- 化学式はC4H4O4。無色の結晶。融点133〜134℃。水,エタノールに易溶。160℃で沸騰して無水マレイン酸と水になる。フマル酸の幾何異性体に当たり,アル…
無水フタル酸【むすいフタルさん】
- 百科事典マイペディア
- フタル酸の2個のカルボキシル基から1水分子がとれた構造を有する環式酸無水物。昇華性の無色の結晶。融点131.8℃(封管中),沸点285℃。水に微溶。…
エル‐エー‐エス【LAS】[linear alkyl benzenesulfonic acid]
- デジタル大辞泉
- 《linear alkyl benzenesulfonic acid》リニアアルキルベンゼンスルホン酸。ソフト型イオン性合成洗剤。汚れを落とすのに重要な界面活性剤の一種。成…
粘度指数向上剤 ネンドシスウコウジョウザイ viscosity index improver
- 化学辞典 第2版
- 潤滑油の粘度指数を向上させる添加剤.ポリ(メタクリル酸エステル),ポリイソブチレン,ポリ(アルキルスチレン),オレフィン共重合体などがあり,添…