乳腺 にゅうせん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 脊椎(せきつい)動物の哺乳(ほにゅう)類だけにある乳汁を分泌する腺。皮膚腺の一種で、汗腺から進化したものである。雌雄にあるが、発生の初期段階で…
摂食調節ホルモンと肥満(内分泌系の疾患)
- 内科学 第10版
- 摂食は,中枢と末梢で産生される摂食亢進物質と抑制物質の複雑な相互作用により,巧妙に調節されている.摂食調節機構に関し,グルコースによる糖…
胞状奇胎 ほうじょうきたい Hydatidiform mole (女性の病気と妊娠・出産)
- 六訂版 家庭医学大全科
- どんな病気か 胞状奇胎は異常妊娠のひとつで、受精卵から胎盤のもとになる絨毛組織(じゅうもうそしき)が正常に発育せず、絨毛が水ぶくれの状態(嚢…
エクジソン ecdysone
- 改訂新版 世界大百科事典
- エクダイソンともいう。節足動物の脱皮を誘導するホルモンとして単離された,分子量464の水溶性ステロール。昆虫では,その作用時に幼若ホルモンが共…
卵巣 (らんそう) ovarium
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 ヒトの卵巣動物において卵の形成を行う器官。雌雄異体の動物では雌個体に,雌性生殖腺として存在する。雌雄同体の動物では,精巣とは独立し…
植物成長調節剤 しょくぶつせいちょうちょうせつざい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 植物ホルモンは植物体内で生合成され、超微量で生育を強力に支配するが、ホルモンそのもの(同一化合物)の製剤や、その類縁合成化合物と、類似の生…
先端巨大症 せんたんきょだいしょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 成長ホルモンの過剰分泌が成人してからおこると、体の先端部(指、足指、鼻、耳、あご、前額など)が肥大してくる。これを先端巨大症あるいは末端肥…
更年期出血 こうねんきしゅっけつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 妊娠、炎症、外傷、腫瘍(しゅよう)などの器質的な異常からおこる出血でなく、正常な月経に関与する諸器官の機能の異常が原因でおこる子宮内からの出…
脂肪由来ホルモンと疾患(内分泌系の疾患)
- 内科学 第10版
- 脂肪組織に由来する生理活性物質を総称して,アディポサイトカイン(adipocytokine)あるいはアディポカイン(adipokine)とよぶ.アディポサイト…
甲状腺機能低下症(甲状腺)
- 内科学 第10版
- 定義・概念 甲状腺機能低下症とは,体内で甲状腺ホルモンの作用が不十分なために引き起こされる病態である.通常は,甲状腺ホルモン量が不足するた…
ゆしょうほるもん【癒傷ホルモン】
- 改訂新版 世界大百科事典
下垂体腺腫(脳腫瘍各論)
- 内科学 第10版
- (3)下垂体腺腫(pituitary adenoma) 下垂体前葉から発生する良性の腫瘍で,全脳腫瘍の約17%を占める.ホルモン産生腫瘍(60%)とホルモン非産…
プロラクチン (内分泌系とビタミンの病気)
- 六訂版 家庭医学大全科
- 下垂体(かすいたい)からのプロラクチン分泌は、視床下部(ししょうかぶ)で産生されるホルモンによって調節されています。視床下部と下垂体の連絡が…
あめりかでにんきのいやしけいさぷりめんと【アメリカで人気のいやし系サプリメント】
- 食の医学館
- ストレスの多い現代社会、気分が落ち込んだり眠れなかったりという、軽度のうつ症状を経験した人も多くなっています。サプリメント先進国のアメリカ…
X器官【エックスきかん】
- 百科事典マイペディア
- 甲殻類の眼柄(がんへい)にみられる神経分泌細胞の集合。発見当初機能が不明であったためX器官と名づけられた。分泌細胞の軸索末端はサイナス腺に達し…
ししょうかくひ‐しょう(シシャウシャウ)【指掌角皮症】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多く若い女性に見られる皮膚疾患。指や手のひらの皮膚が乾燥し、やがて角化してはげ落ちる。指紋も消失する。性ホルモンの異常が原因とい…
男性ホルモン
- 毛髪用語集
- ひげや体毛を濃く生やす働きや、男らしい体型をつくるホルモン。しかし、皮脂腺から分泌される酵素とテストステロンが結合すると変化を起こし、髪の…
in・su・lin /ínsəlin, -sju-/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]1 [U]《生化学》インシュリン(◇すい臓ホルモン).2 《薬学》インシュリン製剤(◇糖尿病治療用).ínsulinìze[動](他)…をインシュリンで治療[…
ヤッペ‐ほう〔‐ハフ〕【ヤッペ法】
- デジタル大辞泉
- 緊急避妊法の一つ。性行為後に72時間以内およびその12時間後に一定量のホルモン配合剤を服用する。医師の処方が必要。[補説]1974年にカナダの婦人科…
ジャスモン‐さん【ジャスモン酸】
- デジタル大辞泉
- 植物ホルモンの一種。はじめジャスミンの花の香り成分として発見。その後、植物一般に含まれることがわかった。葉緑素の分解、落葉、エチレン合成、…
endocrine disrupters
- 英和 用語・用例辞典
- 環境ホルモン 外因性内分泌撹乱化学物質 (=endocrine-disrupting chemicals, environmental endocrine disrupters)
てり‐やき【照(り)焼(き)】
- デジタル大辞泉
- 魚・貝・鳥肉などにみりん・醤油を付けて焼き上げ、つやをもたせる焼き方。また、その焼いたもの。「ブリの照り焼き」[類語]焼き物・炙り物・付け焼…
クッシング‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【クッシング症候群】
- デジタル大辞泉
- 副腎皮質を刺激するホルモンが異常に分泌されて起こる病気。身体に急速に脂肪がつき、顔が丸くなり、多毛・糖尿・高血圧・無力症などを伴う。米国の…
酵素
- 生活習慣病用語辞典
- 細胞内で作られて、体内の化学反応や代謝の媒体 (なかだち) をするたんぱく質です。脂肪や炭水化物の消化を促す酵素や、ホルモンや神経組織のバラン…
ガストリン gastrin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 胃腸ホルモンの一つ。摂食に伴って胃の幽門部粘膜に対する神経刺激で分泌される。直接胃底部に働き,胃酸の分泌を促進する。放射性同位元素を利用し…
せんたんひだい‐しょう【先端肥大症】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 手足、特に指先や、鼻、唇、舌、下あごなど、からだの末端が大きくなる病気。脳下垂体からの成長ホルモンの分泌が過剰になると起こる。先…
去勢 きょせい castration
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 動物の雄の精巣(睾丸(こうがん))を手術的に摘除するか、または性腺(せいせん)刺激ホルモン放出ホルモンアナログの大量、持続的投与などにより生殖…
せいがん‐ざい【制×癌剤】
- デジタル大辞泉
- 癌・肉腫にくしゅ・白血病などの悪性腫瘍しゅよう細胞の発育を抑える薬。マスタードガスから誘導されたナイトロジェンマスタードなどのアルキル化剤…
けっ‐しょう〔‐シヤウ〕【血×漿】
- デジタル大辞泉
- 血液で、血球を除いた液体成分。水分のほかたんぱく質・無機塩類・糖分・脂肪・窒素化合物などからなり、また、老廃物・ホルモン・抗体なども含む。…
せんたんきょだい‐しょう〔‐シヤウ〕【先端巨大症】
- デジタル大辞泉
- 脳下垂体に良性腫瘍しゅようができて成長ホルモンの分泌が過剰となり、手足の指先や前額部、下あごなどの骨が太くなる病気。成長期を過ぎてから起こ…
ナトリウムりにょう‐ペプチド〔‐リネウ‐〕【ナトリウム利尿ペプチド】
- デジタル大辞泉
- 心臓・血管・体液量の恒常性維持に重要な役割を果たすホルモン。心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)・脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)・C型ナト…
らん‐そう〔‐サウ〕【卵巣】
- デジタル大辞泉
- 動物の雌の生殖腺。卵を形成して排出し、またホルモンを分泌する。人間では子宮の左右両側にあるが、鳥類では右側が退化して左側だけ発達。→精巣[類…
サイトカイニン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] cytokinin ) 植物の生長ホルモンの一種。細胞分裂の促進、発芽伸長促進、老化の停止などの作用を持つ化合物の総称。カイネチン…
アルドステロン‐しょう(‥シャウ)【アルドステロン症】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( アルドステロンは[英語] aldosterone ) 副腎皮質ホルモンであるアルドステロンの過剰分泌による疾患。高血圧、頭痛、筋力低下、多飲多…
けいこく‐はんのう(‥ハンオウ)【警告反応】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 生体の大半が量的にも質的にも適応しない突然の刺激にさらされたときに起こる非特異的反応。副腎皮質からのホルモン分泌が増加し、副腎皮…
卵巣
- 小学館 和西辞典
- ovario m.卵巣のovárico[ca]卵巣腫瘍tumor m. ovárico卵巣ホルモンhormona f. ovárica
ファイトエストロゲン(phytoestrogens)
- デジタル大辞泉
- 《phyto はギリシャ語で植物の意。「フィトエストロゲン」とも》体内で雌性ホルモンに似たはたらきをする植物由来の物質の総称。イソフラボンやリグ…
肥満療法 ひまんりょうほう forced alimentation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 肥胖療法ともいう。治療の目的で栄養を豊富に与えて肥満させる方法で,速効を求める場合にはインスリン肥満法を用い,未熟児や術後衰弱などの場合に…
内分泌系 ないぶんぴけい endocrine system
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ホルモンを生成し,導管を用いずにこれを血液中に分泌する内分泌腺で構成される系統。下垂体,甲状腺,胸腺,上皮小体,副腎,膵臓のランゲルハンス…
じょうほうでんたつ‐たんぱくしつ〔ジヤウホウデンタツ‐〕【情報伝達×蛋白質】
- デジタル大辞泉
- 細胞内・細胞間において情報伝達の役割を担っているたんぱく質の総称。種々のホルモンやサイトカインなどがある。微量で特定の器官に作用したり、細…
カルシトニン
- 栄養・生化学辞典
- 甲状腺が分泌するペプチドホルモンで,血漿のカルシウム濃度を低下させる活性をもつことから,骨のカルシウム損失を防ぐ作用がある.血漿カルシウ…
ふじん‐びょう(‥ビャウ)【婦人病】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 女性生殖器の疾患、および女性ホルモンによる身体異状の総称。[初出の実例]「花柳病や婦人病の通信治療とか云ふのださうで」(出典:青春…
ダイレクトリピート
- 栄養・生化学辞典
- 数個程度のヌクレオチド配列が遺伝子の調節領域にくり返し同じ方向で存在する場合の呼称.甲状腺ホルモンレセプター,レチノイン酸レセプター,ビ…
メラトニン(melatonin)
- デジタル大辞泉
- 松果体しょうかたいから分泌されるホルモン。メラニン色素細胞の収縮、生殖腺の発達抑制の作用がある。また、人においては通常夜に分泌量が多くなり…
だんせいのこうねんきしょうがい【男性の更年期障害】
- 食の医学館
- 《どんな病気か?》 〈男性ホルモンの減少により不定愁訴が起こる〉 更年期障害(こうねんきしょうがい)といえば、閉経(へいけい)前後の女性の症状…
長日植物 (ちょうじつしょくぶつ) long-day plant
- 改訂新版 世界大百科事典
- ホウレンソウやコムギなどのように,日長の長くなってくる時期に花芽をつくる植物。1日のうち光のあたる時間が一定時間より長くならなければ花芽をつ…
やせ薬 やせぐすり
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 肥満症の治療に用いられる薬剤をいう。やせ薬には、エネルギーの消費を促進させて体重を減少させるものとして、甲状腺(せん)ホルモン、トリヨードチ…
クレチン‐びょう〔‐ビヤウ〕【クレチン病】
- デジタル大辞泉
- 《〈ドイツ〉Kretinismus》生まれつき甲状腺がないか、甲状腺ホルモンをつくる機能が弱い病気。身体的・精神的発達は著しく不良で、特殊な顔つきと手…
冷え症【ひえしょう】
- 百科事典マイペディア
- 手・足・腰などの特定部位を特に冷たく感じる症状。自律神経系障害からくる血管異常によるとされ,女性に多い。原因の判明している場合は原因療法を…
けつえき‐じゅんかん(‥ジュンクヮン)【血液循環】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 動物の体内を血液が一定の方向に流動し循環すること。循環の原動力は心臓の収縮による。酸素や炭酸ガスをはじめ、栄養分、老廃物、ホルモ…