「アッバース」の検索結果

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タラス川の戦い たらすがわのたたかい

日本大百科全書(ニッポニカ)
751年、唐軍とアッバース朝軍との間に行われた戦い。タラスalasは、『唐書』では「怛羅斯」とあり、アラビア語ではタラーズarāzと表記される川の名で…

ラーワンディー派 ラーワンディーは Rāwandīya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
8世紀に現れたイスラム教シーア派に属する過激派。この名はイスファハン近くの町ラーワンドに由来するという。イラクの同派信徒はアッバース朝第2代…

ハージブ ḥājib

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イスラム諸国における官職名。侍従を意味するアラビア語で,ウマイヤ朝時代が初例。宮廷制度の整ったアッバース朝時代から要職となった。カリフの側…

ナーシル al-Nāṣir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1155頃[没]1225アッバース朝第 34代のカリフ (在位 1180~1225) 。母はトルコ人奴隷であるが,同朝後期のカリフのなかで政治権力を掌握していた…

イドリース朝 いどりーすちょう Idrīs

日本大百科全書(ニッポニカ)
モロッコの王朝(789~926)。第4代カリフ、アリーの子であるハサンの曽孫(そうそん)イドリースが、アッバース朝に対する反乱に失敗したのち、メッカ…

ハーシム家 ハーシムけ Hāshim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ムハンマドの曾祖父ハーシムの子孫の総称。ハーシムはメッカの隊商貿易の開拓者,その子アブドゥル・ムッタリブ (ムハンマドの祖父) はアビシニア (…

ターヒル朝 たーひるちょう Tāhir

日本大百科全書(ニッポニカ)
最初のペルシア系イスラム王朝(821~873)。始祖ターヒルの祖父はアッバース革命に参加。ターヒルもアッバース朝のカリフ、マームーンに仕えて功績…

アッバース(1世) ‘AbbāsⅠ

旺文社世界史事典 三訂版
1571〜1629イランのサファヴィー朝第5代の王(在位1587〜1629)。シャー=アッバースともいう軍制改革を実施し,オスマン帝国を破ってタブリーズや…

ムーレイ‐イドリス(Moulay Idriss)

デジタル大辞泉
モロッコ北部の町。8世紀末、アッバース朝に追われたムーレイ=イドリス1世が同国初のイスラム王朝であるイドリス朝を開いた地として知られる。丘の…

トゥグリル・ベク Ṭughril Bek

山川 世界史小辞典 改訂新版
995~1063(在位1038~63)大セルジューク朝の初代スルタン。ホラーサーンで自立し,1037年ガズナ朝からニシャープールを奪ってのち,イラン本土の経営…

サーマッラー

百科事典マイペディア
イラク中部,ティグリス川左岸にある古都。836年―892年アッバース朝の首都が置かれた。シーア派イマームの墓廟などがあり,シーア派の聖地でもある。…

スィーオセ‐ばし【スィーオセ橋】

デジタル大辞泉
《Sī-o-se Pol》イラン中部の都市イスファハーンを流れるザーヤンデ川に架かる石造橋。長さ約300メートル。幅14メートル。17世紀初頭、サファビー朝…

サワード al-Sawād

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
チグリス,ユーフラテス両川下流域の肥沃な沖積平野。現在のイラク共和国の中南部にあたる。7世紀にアラブが征服した最初の農耕地帯で,ウマイヤ朝,…

イスハーク・アルマウシリー Isḥāq b.Ibrāhīm al-Mauṣilī 生没年:767-850

改訂新版 世界大百科事典
アッバース朝の音楽家,音楽学者。カリフ,ハールーン・アッラシードに寵愛されたペルシア出の宮廷音楽家イブラーヒーム・アルマウシリーの息子。音…

ワーキディー al-Wāqidī, Abū `Abd Allāh Muḥammad ibn `Umar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]747. メジナ[没]823.4.28. バグダードアラブの歴史家。アッバース朝カリフ,ハールーン・アッラシードやマームーンに仕えた。多数の著書中ムハン…

ウンマ umma

山川 世界史小辞典 改訂新版
イスラーム共同体。元来,コーランで広く宗教共同体,つまりキリスト教徒やユダヤ教徒を含め,預言者を通じて神の啓示に呼応した信徒の集団をさす言…

ナジャフ(Najaf)

デジタル大辞泉
イラク中部、ナジャフ州の都市。同州の州都。バグダッドの南約150キロメートル、ユーフラテス川中流域にある。イスラム教シーア派の聖地。アッバース…

ザンジの乱 ザンジのらん Zanj

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
下イラクで 869~883年に起った,黒人灌漑労働者 (ザンジ) を中心とする反乱。指導者はライ出身で,預言者と称したアリー・イブン・ムハンマド。 869…

マワーリー mawālī

山川 世界史小辞典 改訂新版
イスラーム社会における公的な保護‐被保護関係(ワラー)の当事者である主人と被保護者双方をマウラー(mawlā,複数形がマワーリー)と称する。主に契約…

シャンルウルファ‐じょう〔‐ジヤウ〕【シャンルウルファ城】

デジタル大辞泉
《Şanlıurfa Kalesi》トルコ南東部の都市シャンルウルファにある城跡。市街を見下ろす丘の上に位置する。ヒッタイト帝国時代に築かれた城に起源し、…

アブー・ハニーファ Abū Ḥanīfah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]699頃. クーファ[没]767. バグダードイスラム四大法学派の一つ,ハナフィー学派の祖。クーファで法学者として活躍したが詳しい経歴は不明。アッ…

こう‐せんし(カウ‥)【高仙芝】

精選版 日本国語大辞典
中国、唐代の武将。高句麗(こうくり)の人。開元の末、安西副都護、四鎮都知兵馬使となる。小勃律を平定し、払菻(ふつりん)・大食(タージー)など七二…

イブン・ファドラーン Ibn Fadlān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
10世紀の旅行記の著者。経歴は不詳。 921年アッバース朝のカリフ,ムクタディルが,ボルガ河口のブルガール族の王のもとへ使節を派遣したとき随員と…

サラフシー al-Sarakhsī, Ạhmad ibn Ṭayyib

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]833[没]899ペルシア人の哲学者。キンディーに師事。アッバース朝のカリフ,ムウタミドの知遇を得て宮廷内で大きな勢力をもっていたが,哲学,天…

サービト・イブン・クッラ Thābit ibn Qurra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]836頃.シリア[没]901. バグダードイスラムの数学者,医学者,哲学者。9世紀のイスラム文化の興隆に大きな貢献をした。バグダードで数学,哲学を…

ファーティマ‐ちょう〔‐テウ〕【ファーティマ朝】

デジタル大辞泉
《Fāṭima》イスラム教過激シーア派のイスマーイール派が、909年北アフリカに建てた王朝。969年にエジプトに侵入し、カイロを建設して遷都。シリアを…

ホルムズガーン〔州〕 ホルムズガーン Hormuzgan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イラン南西部,ペルシア湾沿いにある細長い州。州都はバンダレアッバース。ペルシア湾沿いの低地と,内陸部との高度差が大きい。夏季は長く,気温は…

後ウマイヤ朝(こうウマイヤちょう) Umayya

山川 世界史小辞典 改訂新版
756~1031ウマイヤ朝が滅びた際,第10代カリフ,ヒシャームの孫アブド・アッラフマーンはスペインに走り,コルドバを都とする後ウマイヤ朝を興した。…

後ウマイヤ朝 こうウマイヤちょう Umayya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
コルドバ・カリフ国とも呼ばれる。スペインにあったイスラム王国 (756~1031) 。アッバース朝に敗れたウマイヤ家のアブドゥル・ラフマーン1世 (在位 …

バーンク‐きょうかい〔‐ケウクワイ〕【バーンク教会】

デジタル大辞泉
《Kelīsā-ye Vānk》イラン中部の都市イスファハーンのジョルファー地区にあるアルメニア教会。17世紀初頭、サファビー朝アッバース1世の時代に、イス…

マンスール al-Mansūr, Abū Ja`far `Abd Allāh ibn Muḥammad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]? フマイマ[没]775.10. メッカアッバース朝第2代のカリフ (在位 754~775) 。第1代カリフ,アブル・アッバースの兄で,同朝の事実上の創始者。…

トゥグリル=ベク Tughril Beg

旺文社世界史事典 三訂版
993ごろ〜1063セルジューク朝の創始者(在位1038〜63)セルジュークの孫。1038年ガズナ朝からニシャプールを奪い,ホラサーン全土を支配下に置いた。…

シャウキー Schwq-i

20世紀西洋人名事典
1868 - 1932 エジプトの詩人。 カイロ生まれ。 アラブ、クルド、トルコ、ギリシャの血をひく。ムハンマド・アリー朝のヘディーウ、タウフィークに…

クーファ(Kūfa)

デジタル大辞泉
イラク中部、カルバラー州の都市。バグダッドの南約170キロメートル、ユーフラテス川沿いに位置する。イスラム教第2代正統カリフ、ウマルにより建設…

アブドゥル・ラフマーン(1世) あぶどぅるらふまーん ‘Abd al-Ramān Ⅰ (731―788)

日本大百科全書(ニッポニカ)
後(こう)ウマイヤ朝の建設者(在位756~788)。ウマイヤ朝第10代カリフ、ヒシャームの孫。750年、アッバース朝によるウマイヤ家虐殺に際し、彼のマウ…

ハールーン・アッラシード はーるーんあっらしーど Hārūn al-Rashīd (766/763―809)

日本大百科全書(ニッポニカ)
アッバース朝第5代カリフ(在位786~809)。この王朝の全盛期を代表するカリフで、一般的には奢侈(しゃし)と快楽を好む典型的な君主とされているが、…

ラッカ(Raqqa)

デジタル大辞泉
シリア北部の都市。ユーフラテス川中流域に位置する。紀元前3世紀のセレウコス朝時代の古代都市に起源し、東ローマ帝国、ウマイヤ朝、アッバース朝の…

タラス河畔の戦い タラスかはんのたたかい Talas

旺文社世界史事典 三訂版
751年に起こった,中央アジアのタラス川河畔における唐とアッバース朝との西域支配をめぐっての戦い唐の将軍高仙芝 (こうせんし) が大敗。タラス川は…

クズルバシュ k&idotless;z&idotless;lbaş[トルコ],qizilbāsh[ペルシア]

山川 世界史小辞典 改訂新版
スーフィー教団であるサファヴィー教団によるサファヴィー朝樹立期から同王朝前期にかけて軍事力の基幹となった,トゥルクメン系遊牧部族民による軍…

アッバース・マフムード・アッカード

367日誕生日大事典
生年月日:1889年2月28日エジプトの哲学者・小説家・詩人1964年没

キンディー きんでぃー al-Kindī (796ころ―866)

日本大百科全書(ニッポニカ)
アラブ系の哲学者。バスラ(あるいはクーファ)に生まれる。南アラビアのキンダ人の出身のためにキンディーとよばれ、イスラム哲学史上数少ない純粋…

カイサーン派 カイサーンは Kaysānīyah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イスラム・シーア派の一分派の名称。この派の指導者ムフタールはアリーの子ムハンマド・イブヌル・ハナフィーヤをイマームに戴いて,685年クーファで…

カリフ caliph

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
「代行者」「後継者」を意味するアラビア語のハリーファ khalīfaのなまったもの。預言者ムハンマドの没後,アブー・バクルがイスラム社会の最高指導…

イル‐ハンこく【イルハン国】

デジタル大辞泉
モンゴル帝国の四ハン国の一。1258年、チンギス=ハンの孫フラグがアッバース朝を倒し、イランの地を中心に建国。都はタブリーズ。7代のカザン=ハン…

サッファール朝 サッファールちょう Ṣaffār

旺文社世界史事典 三訂版
867〜903アッバース朝のカリフから東部イランの統治を委任されたイラン人の王朝始祖は通称サッファールと呼ばれるヤークーブ=ブン=ライス。短命な…

トゥグリル・ベク

百科事典マイペディア
トルコ系セルジューク朝初代のスルタン(在位1038年―1063年)。始祖セルジュークの孫。1038年ニーシャーブール(現イラン北東部)に入って王朝を開き…

ダーイー dā‘ī

山川 世界史小辞典 改訂新版
「人を正しき道へと誘う者」が原義で,イスラームにおける宣教者を意味する。この称号は初期のムータジラ派やホラーサーンのアッバース家運動でも用…

ムーサー・アルカージム Mūsā al-Kāẓim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]?[没]799イスラム教シーア派の代表的分派十二イマーム派の認める第7代イマーム (教主) 。 765年第6代イマーム,ジャーファル・アッサーディクの…

サーマーン朝 サーマーンちょう Sāmān

旺文社世界史事典 三訂版
875〜999中央アジア最初のイラン系イスラーム王朝始祖はサーマーン=フダー。アッバース朝から事実上独立し,中央アジアからペルシア湾,またインド…

フラグ Hulagu

旺文社世界史事典 三訂版
1218〜65イル−ハン国の始祖(在位1258〜65)チンギス=ハンの孫。兄モンケ=ハン(憲宗)の命で西征し,1258年にアッバース朝の首都バグダード,つい…

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