ホラサーン Khurāsān
- 旺文社世界史事典 三訂版
- イラン北東部の地方。「太陽の昇る地」の意歴史的にはアム川以南,ヒンドゥークシ山脈以北の地域を含み,北方遊牧民が中央アジアを南下してインド・…
イブン・ハンバル いぶんはんばる Amad Ibn anbal (780―855)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラム教スンニー派の四大法学派の一つ、ハンバリー学派の創始者。バグダードでイスラム諸学を学ぶ。彼の法学は、コーランおよび預言者ムハンマド…
ワーキディー al-Wāqidī, Abū `Abd Allāh Muḥammad ibn `Umar
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]747. メジナ[没]823.4.28. バグダードアラブの歴史家。アッバース朝カリフ,ハールーン・アッラシードやマームーンに仕えた。多数の著書中ムハン…
シャンルウルファ‐じょう〔‐ジヤウ〕【シャンルウルファ城】
- デジタル大辞泉
- 《Şanlıurfa Kalesi》トルコ南東部の都市シャンルウルファにある城跡。市街を見下ろす丘の上に位置する。ヒッタイト帝国時代に築かれた城に起源し、…
シャー・アッバース しゃーあっばーす
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →アッバース(1世)
アッバース(1世) ‘AbbāsⅠ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 1571〜1629イランのサファヴィー朝第5代の王(在位1587〜1629)。シャー=アッバースともいう軍制改革を実施し,オスマン帝国を破ってタブリーズや…
ミニアチュール miniature (フランス)
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 初め写本用の細かい装飾文字,のち手写本のさし絵を意味し,近世以降は細かい筆づかいの小さい絵の総称。細密 (さいみつ) 画ともいう語源はラテン語…
スルタン するたん Sultan
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラム教最高権威者であるカリフが授与した政治的有力支配者の称号。コーランでは、宗教的に重要な証示、または権威の意味で使用され、非人格的な…
シャー=アッバース
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ⇨ アッバース(1世)
後ウマイヤ朝(こうウマイヤちょう) Umayya
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 756~1031ウマイヤ朝が滅びた際,第10代カリフ,ヒシャームの孫アブド・アッラフマーンはスペインに走り,コルドバを都とする後ウマイヤ朝を興した。…
ヤークービー Ya`qūbī 生没年:?-897
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラムの歴史家,地理学者。アラブ系で,先祖はアッバース朝カリフのマウラー(解放奴隷)。青年期をアルメニアで過ごしたが,のちホラーサーンの…
かおく‐ぜい〔カヲク‐〕【家屋税】
- デジタル大辞泉
- 家屋を課税物件として、その所有者に賦課されていた租税。昭和25年(1950)の税制改革によって市町村税の固定資産税に吸収され、時価を課税標準とす…
後ウマイヤ朝 こうウマイヤちょう Umayya
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- コルドバ・カリフ国とも呼ばれる。スペインにあったイスラム王国 (756~1031) 。アッバース朝に敗れたウマイヤ家のアブドゥル・ラフマーン1世 (在位 …
アッバース1世
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1571年1月27日ペルシアのサファビー朝第5代王(在位1587〜1629)1629年没
アブル・ファラジュ Abū al-Faraj al-Iṣfahānī
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]897. イスファハン[没]967.11.20. バグダードアラブの文学者。ウマイヤ朝の末裔で,シーア派のムスリム。バグダード,レイ,アレッポなどに滞在…
シュルタ shurṭa
- 改訂新版 世界大百科事典
- 初期イスラム時代の警察,警官のこと。シュラタshuraṭa,あるいは複数形でシュラトshuraṭとも呼ばれる。語源は4型動詞ashraṭa〈的確な目的のために,…
イル‐ハンこく【イルハン国】
- デジタル大辞泉
- モンゴル帝国の四ハン国の一。1258年、チンギス=ハンの孫フラグがアッバース朝を倒し、イランの地を中心に建国。都はタブリーズ。7代のカザン=ハン…
ファーティマ朝【ファーティマちょう】
- 百科事典マイペディア
- 10世紀初めから12世紀,エジプトを中心に北アフリカ〜シリアを支配したイスラム王朝で,最初のシーア派王朝。始祖はシーア派の一派イスマーイール派…
キンディー きんでぃー al-Kindī (796ころ―866)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アラブ系の哲学者。バスラ(あるいはクーファ)に生まれる。南アラビアのキンダ人の出身のためにキンディーとよばれ、イスラム哲学史上数少ない純粋…
アッバース朝美術 アッバースちょうびじゅつ Abbasids art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッバース朝治下 (750~1258) ,バグダードを中心にメソポタミア,ペルシアの影響を強く受けて発展したイスラム美術。サーマッラーには,ムタワッキ…
メルブ Merv
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中央アジアの古都。トルクメニスタン,ムルガーブ川支流のオアシス,マルイの東約 27kmにある。この付近はすでにアケメネス朝時代に発達した灌漑農業…
キンディー al-Kindī,Ya`qūb ibn Isḥāq
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]? [没]870頃9世紀前半に活躍した東方イスラム世界最初のアラブ系哲学者。ギリシア学芸の輸入が奨励された時代に活躍し,アッバース朝の宮廷に仕…
シャーリー兄弟 シャーリーきょうだい Sherley brothers
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (兄) アンソニー Sir Anthony 1565~1635? (弟) ロバート Sir Robert 1581?~1628 17世紀初めにサファビー朝イランに仕えたイギリス人…
サーマーン朝 サーマーンちょう Sāmān
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 875〜999中央アジア最初のイラン系イスラーム王朝始祖はサーマーン=フダー。アッバース朝から事実上独立し,中央アジアからペルシア湾,またインド…
ウマイヤ朝 ウマイヤちょう Umayyad; Umayya
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 初期イスラム国家の名称。預言者ムハンマドの死後,4代のカリフが推されて続いたあと,ウマイヤ家出身のムアーウィヤ1世 (在位 661~680) がカリフの…
米税制改革
- 共同通信ニュース用語解説
- トランプ米政権が目標とする年3%以上の安定的な経済成長に向けた政策。企業の海外移転防止を目的とする法人税率引き下げと、中間層の生活支援のため…
ハムダーン朝 はむだーんちょう amdān
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 上ユーフラテス、シリアを支配したアラブ系王朝(906~1004)。9世紀末にハワーリジュ派と連合して頭角を現した、始祖ハムダーンに由来した名。その…
ナーシル al-Nāṣir 生没年:1157か58-1225
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝第34代カリフ。在位1180-1225年。セルジューク朝の内訌によってイラクに権力の空白状態が起きたのを契機に,10世紀半ば以来,軍人・軍事…
タラス河畔の戦い タラスかはんのたたかい Talas
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 751年に起こった,中央アジアのタラス川河畔における唐とアッバース朝との西域支配をめぐっての戦い唐の将軍高仙芝 (こうせんし) が大敗。タラス川は…
シャウプ カール Shoup Carl Summer
- 20世紀日本人名事典
- 07の財政学者,租税学者 元・コロンビア大学教授;元・国際財政学会会長。 国籍アメリカ 生年1902年10月26日 没年2000年3月23日 出生地カリフォルニ…
税制改正大綱
- 知恵蔵mini
- 翌年の日本の税制のあり方を網羅的にまとめた方針。景気や雇用情勢、財政健全化などを総合的に考慮し、税制改革の内容を細かく定めたものであり、政…
スルタン−カリフ制 スルタン−カリフせい Sultan Caliph
- 旺文社世界史事典 三訂版
- オスマン帝国のスルタンが同時にスンナ派のカリフの地位を兼ねるとされた原則1517年オスマン帝国のスルタン,セリム1世が,アッバース朝カリフの子…
イブン・マーサワイフ Ibn Māsawayh 生没年:777-857
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝の医者。薬剤師であり,バグダードの宮廷の侍医でもあった父の末子として生まれる。初め聖職者を志すが,ジュンディーシャープールの医…
イブヌル・ムウタッズ いぶぬるむうたっず Ibn al-Mu‘tazz (861―908)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アラブの詩人。アッバース朝のカリフ、アル・ムウタッズの子息で、バグダードに生まれメッカ(アラビア半島)で育った。カリフ、アル・ムクタフィー…
シャウプ‐かんこく〔‐クワンコク〕【シャウプ勧告】
- デジタル大辞泉
- 米国の経済学者シャウプ(C.S.Shaoup)を団長とする税制使節団が、昭和24年(1949)と同25年に日本の税制改革に関して出した勧告。直接税中心主義の…
サマッラー さまっらー Sāmarrā'
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラク中部、ティグリス川東岸、バグダードの北北西約96キロメートルにある町。アッバース朝の第8代から第15代カリフまでの約50年間の首都。836年第8…
としいせきサーマッラー【都市遺跡サーマッラー】
- 世界遺産詳解
- 2007年に登録されたイラクの世界遺産(文化遺産)。首都バグダットの北西、サラハディン州に位置し、ティグリス川両岸にある。836年にアッバース朝の…
キンディー al-Kindī
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 801ごろ〜866ごろ9世紀に活躍したアッバース朝時代の学者ラテン名はアルキンドゥス。天文学・占星術・気象学・光学・医学・心理学・政治学・幾何学・…
ウバイドゥッラー・アルマフディー `Ubaid Allah al-Mahdī
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- チュニジアに建国し,のちにエジプト,シリアを支配したファーティマ朝の創始者 (在位 909~934) 。シーア派の一分派イスマーイール派を奉じて,みず…
ムラービト朝 ムラービトちょう al-Murābit
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ベルベル人による最初のイスラム王朝 (1056~1147) 。北アフリカとイベリア半島を支配。首都はマラケシュ (マルラーケシュ) 。ヨーロッパではアルモ…
バイト・アルマール bayt al-māl
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イスラム国家における国庫を意味するアラビア語。ムハンマドの時代から国庫概念の萌芽は認められたが,実際に国庫の制度ができたのは正統カリフ時代…
ヴェルハウゼン Julius Wellhausen
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 1844~1918ドイツの初期イスラーム史研究者,聖書学者。旧約聖書に関する五書資料説を確立。イスラーム研究においては『アラブ帝国とその衰亡』にお…
スルタン・カリフ制度 スルタン・カリフせいど
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- オスマン帝国のスルタンがカリフをも兼ねる制度。一般に,1517年セリム1世がエジプトを征服してアッバース朝カリフの末裔ムタワッキルをイスタンブー…
ハールーン・アッラシード Hārūn al-Rashīd 生没年:766-809
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝第5代カリフ。在位786-809年。生年は763年の説もある。この王朝の全盛期を代表する君主で,797,803,806年の3回にわたってビザンティン…
イブン・ラーイク Ibn Rā'iq
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]942.4. モスルアッバース朝の将軍。初代のアミール・アルウマラー。トルコ系ハザール族の出身。父は下級のマムルーク (トルコ系奴隷軍人) …
スルタン・カリフ制 するたんかりふせい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラムの政治的有力支配者スルタンが、宗教的権威となっていたカリフ位を併用した体制。オスマン朝のみにみられる。オスマン朝第9代スルタン、セリ…
ハムダーン朝 (ハムダーンちょう) Ḥamdān
- 改訂新版 世界大百科事典
- アラブのタグリブ族のハムダーン家が北メソポタミア(905-991)とシリア北部(945-1004)に建設したイスラム王朝。アブド・アッラーフ`Abd Allāh(在…
フワーリズミー Khwarizmī
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 780ごろ〜850ごろイスラームの数学・天文学者中央アジアのホラズムの生まれ。アッバース朝第7代カリフのマームーンに仕え,インド数学をイスラーム…
レイ Rey
- 改訂新版 世界大百科事典
- イラン中部の都市。古称はラガRagha。古来東西交通の要衝を占め,アケメネス朝下で大都市として栄え,イスラム時代にもジバール州の主要都市であった…
ホルムズ島 ほるむずとう Jazīreh-ye-Hormoz
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ペルシア湾口のホルムズ海峡に位置するイラン領の小島。面積約37平方キロメートル。同名の港町があるが、これは大陸部のミーナーブ川の河口で栄えて…