ホッペ・ザイラー Ernst Felix Immanuel Hoppe-Seyler 生没年:1825-95
- 改訂新版 世界大百科事典
- ドイツの生理化学者。医師として出発したが,ベルリン大学でR.フィルヒョーの門に入って研究者となる。ヘモグロビン,葉緑素(クロロフィル),タン…
イソニトリル いそにとりる isonitrile
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イソシアノ基-NCをもつ化合物RNCのことをいう。正しくはイソシアノ化物(イソシアン化物)というが、古くはカルビルアミンcarbylamineといわれていた…
ウルマン反応 ウルマンハンノウ Ulmann reaction
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】ハロベンゼン類に銅粉を加えて加熱すると,ビフェニル類を生成する反応.たとえば,o-クロロニトロベンゼンからは2,2′-ジニトロビフェニルを生…
ブロモメタン ぶろもめたん bromomethane
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ハロゲン化アルキルの一つ。メタンの水素原子1個を臭素原子に置換したもの。臭化メチル、メチルブロミドともよぶ。クロロホルム様の臭気をもつガスで…
チェスター・フロイド カールソン
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1906年2月8日アメリカの技術者1968年没
塩化ビスマス(Ⅲ) エンカビスマス bismuth(Ⅲ) chloride
- 化学辞典 第2版
- BiCl3(315.34).三塩化ビスマスともいう.金属ビスマスに塩素を通じて加熱すると得られる.白色の固体.融点230 ℃,沸点447 ℃.密度4.75 g cm-3.光…
インドキシル インドキシル indoxyl
- 化学辞典 第2版
- 1H-indol-3-one.C8H7NO(133.15).3-インドリノンともいう.フェニルグリシンのアルカリ塩と水酸化カリウム,水酸化ナトリウム,ナトリウムアミドな…
ジアリルスルフィド ジアリルスルフィド diallyl sulfide
- 化学辞典 第2版
- C6H10S(114.21).(CH2=CHCH2)2S.硫化アリル,硫化ジアリルともいう.ニンニク油中にその二硫化物とともに存在する.また,ネギ,タマネギの臭いはこ…
フコステロール フコステロール fucosterol
- 化学辞典 第2版
- (3β,24E)-stigmasta-5,24-dien-3-ol.C29H48O(412.70).褐藻類不けん化物に含まれる主ステロール.融点124 ℃.-40°(クロロホルム).ほとんどの有機…
ピリジンN-オキシド ピリジンオキシド pyridine N-oxide
- 化学辞典 第2版
- C5H5NO(95.10).ピリジンを氷酢酸中過酸化水素で酸化すると得られる.潮解性結晶.融点66~67 ℃,沸点138~140 ℃(2.0 kPa).pKa 0.79.水,エタノー…
ビリベルジン ビリベルジン biliverdin
- 化学辞典 第2版
- C33H34N4O6(582.66).両生類や鳥類の胆汁色素の主成分で胆緑素ともいう.生体中でのヘモグロビンの正常一次代謝産物で,ビリルビンの酸化によって合…
ピクリン酸 (ピクリンさん) picric acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 2,4,6-トリニトロフェノールの慣用名。1885年フランスが軍用爆薬として用いるに至って各国もこれにならった。日露戦争では下瀬火薬の名で砲弾や魚…
L-リシン リシン L-lysine
- 化学辞典 第2版
- (S)-2,6-diaminohexanoic acid.C6H14N2O2(146.19).H2N(CH2)4CH(NH2)COOH.略号LysまたはK.塩基性の必須アミノ酸.タンパク質の構成アミノ酸として…
いんふるえんざのうしょう【インフルエンザ脳症】
- 家庭医学館
- インフルエンザにともなう重篤(じゅうとく)な合併症で急性脳症(コラム「急性脳症」)の一種です。 インフルエンザ感染による発熱後、数時間…
電気泳動 でんきえいどう electrophoresis
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古くは、溶液中に一対の電極を浸して直流電圧をかけたときに、コロイド粒子がいずれか一方の電極に向かって移動することをいったが、現在では、コロ…
対馬 完治 ツシマ カンジ
- 20世紀日本人名事典
- 大正・昭和期の歌人 生年明治23(1890)年1月16日 没年昭和50(1975)年9月18日 出生地新潟県高田市(現・上越市) 学歴〔年〕京都府立医大〔明治45年〕…
副腎 ふくじん adrenal glands
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 腎上体ともいう。左右の腎臓の上を冠状におおっている,重さにして 5g前後の器官。生命の維持にきわめて重要なステロイドを分泌する内分泌臓器。中胚…
合成ゴム ごうせいゴム synthetic rubber
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 天然ゴムと類似の物理的性質と化学的性質をもった合成高分子化合物。 1926年ドイツでブタジエンの重合によりブナゴムが合成されてから数多くのものが…
トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート triethyloxonium tetrafluoroborate
- 化学辞典 第2版
- C6H15BF4O(189.99).[(C2H5)3O]+BF4-.エピクロロヒドリンのエーテル溶液に,加熱下,三フッ化ホウ素を滴加して反応,冷却後,濾集すると得られる…
ウェルズ Horace Wells 生没年:1815-48
- 改訂新版 世界大百科事典
- アメリカの歯科医。1844年はじめて亜酸化窒素(笑気)ガスを用いて無痛抜歯に成功したが,その翌年の1月マサチューセッツ総合病院で行われた公開手術…
チアゾール チアゾール thiazole
- 化学辞典 第2版
- C3H3NS(85.13).N原子1個とS原子1個を含む複素五員環式化合物.とくに1,3-チアゾールをいう.クロロアセトアルデヒドとチオホルムアミドから得られる…
ポーフィロイド
- 岩石学辞典
- この語は様々な意味に使用された.最初には石基が松脂岩(pitchstone),石灰岩,粘土などの斑状岩に使用された[Delametherie : 1795].その後ロッ…
ジャスペロイド
- 岩石学辞典
- 石灰岩あるいは石灰質岩石が珪化作用を受けて,玉髄や非顕晶質の石英など珪酸鉱物によって交代されてできた灰色の珪岩類似の緻密な岩石[Spurr : 189…
クリスタロイド(crystalloid)
- デジタル大辞泉
- ⇒晶質
歯車【はぐるま】
- 百科事典マイペディア
- ギヤ,ギアとも。すべりを伴わずに回転およびトルクを伝えるため,車の周辺に多数の歯を規則正しく設けたもの。二つの適当な歯車を組み合わせて用い…
フロイド スミス Floyd Smith
- 20世紀西洋人名事典
- 1917.1.25 - 米国のバンジョー奏者。 ミズーリ州セントルイス生まれ。 別名Wonderful Smith。 父はドラマーで、エディ・ジョンソンのクラッカージ…
kurórómáíséchin, クロロマイセチン
- 現代日葡辞典
- (<Ing. chloromycetin <Gr.) A cloromicetina (Antibiótico).
クロルプロマジン クロルプロマジン chlorpromazine
- 化学辞典 第2版
- 2-chloro-10-[(3-dimethylamino)propyl]phenothiazine.C17H19ClN2S(318.87).2-クロロフェノチアジンにナトリウムアミドの存在下で3-(ジメチルアミ…
ポリシロキサン ポリシロキサン polysiloxane
- 化学辞典 第2版
- シロキサン結合-O-Si-を主鎖にもち,全部または一部の側鎖に有機基をもつポリマーの総称.主鎖のSi原子による無機的性質と置換基による有機的性質を…
クロロクルオリン chlorocruorin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 緑色のヘム蛋白質 (色素蛋白質の一種) 。海生の環形動物多毛綱 (ケヤリムシなど) の血液中に存在する。蛋白質部分はグロビンで,酸素運搬の役割を果…
リウマチ性多発筋痛症 リウマチせいたはつきんつうしょう polymyalgia rheumatica
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 高齢者のみに見られる頸 (けい) 部,肩,殿部の筋肉の疼痛 (とうつう) とこわばり感,微熱,倦怠感,体重減少などの全身症状を伴う疾患で,急激な発…
天疱瘡(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡) てんぽうそう(じんじょうせいてんぽうそう、らくようじょうてんぽうそう) Pemphigus (Pemphigus vulgaris, Pemphigus foliaceus) (皮膚の病気)
- 六訂版 家庭医学大全科
- どんな障害か 天疱瘡は普通、前ぶれ(前駆症状)なく、健康な皮膚にいろいろな大きさの水ぶくれ(水疱(すいほう))ができる病気です。大きなびらん…
2,4,6-トリクロロフェノール トリクロロフェノール 2,4,6-trichlorophenol
- 化学辞典 第2版
- C6H3Cl3O(197.46).加熱しながら,フェノールに乾燥塩素ガスを吹き込み,生成物を分留すると得られる.針状晶.融点69.5 ℃,沸点246 ℃.1.4901.pKa …
イソプレノイド isoprenoid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学構造がイソプレンの炭素骨格の単位から形成されている一群の天然有機化合物の総称。その1分子を構成しているイソプレン単位の数が2個のものをモ…
ペンタクロロフェノール ぺんたくろろふぇのーる pentachlorophenol
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フェノールの一つ。フェノールのベンゼン環上の水素原子をすべて塩素原子に置換したもの。PCPと略称する。弱いフェノール臭をもつ昇華性の無色の結晶…
フシナシミドロ ふしなしみどろ [学] Vaucheria
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 黄色植物、黄緑藻類の1属。体は分枝した糸状になり、フェルト状に群生する。和名の由来は、隔壁のないひとつながりの体内に多核の原形質が入っている…
酢酸エチル サクサンエチル ethyl acetate
- 化学辞典 第2版
- C4H8O2(88.11).CH3COOC2H5.エタノールと酢酸とを硫酸の存在下で加熱するか,エタノールを無水酢酸または塩化アセチルと反応させると得られる.特有…
セチルアルコール セチルアルコール cetyl alcohol
- 化学辞典 第2版
- C16H34O(242.45).CH3(CH2)14CH2OH.1-ヘキサデカノールともいう.パルミチン酸エステルとして鯨ろうやイルカ油などのなかに存在し,このパルミチン…
溶剤脱ろう ヨウザイダツロウ solvent dewaxing
- 化学辞典 第2版
- 溶剤を加えて,ろう分の油に対する溶解度を下げて冷却し,結晶したろうを遠心分離または濾過によって脱ろうする方法.プロパン脱ろう法は,原料油に…
バイオレメディエーション バイオレメディエーション bioremediation
- 化学辞典 第2版
- 微生物を含めた生物が有する化学物質などの分解能力を活用し,環境中の有害物質を分解・無害化する環境浄化・修復方法.炭化水素系化合物を主とする…
ベッダ族 ベッダぞく Vedda; Wedda
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- スリランカ東部の森林地帯に居住し,人種学上注目されている少数部族。身長は低く (成人男子の平均身長は 155cm前後) ,体格はきゃしゃである。皮膚…
フラバノン フラバノン flavanone
- 化学辞典 第2版
- 2,3-dihydroflavone.C15H12O2(224.26).フラボンの還元生成物.o-ヒドロキシベンザルアセトフェノンを,塩酸やエタノールなどと煮沸すると生じる.…
塩化金 えんかきん gold chloride
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1価および3価の化合物が知られている。二塩化金AuCl2は2価の金を含むものではなく、1価と3価が共存する化合物AuIAuIIICl4であることが知られている。…
冷媒 れいばい refrigerant
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 圧縮(高圧・高温)→冷却・液化(高温域での環境への放熱)→膨張(低圧・低温)→気化(低温域での吸熱)の過程を繰り返して、低温を得る熱力学過程を…
赤芽球癆(造血不全)
- 内科学 第10版
- (3)赤芽球癆(pure red cell aplasia) 定義 赤芽球癆は赤芽球やその前駆細胞が傷害されることにより,網赤血球の減少を伴う貧血をきたす病態で…
クロロマイセチン Chloromycetin
- 日中辞典 第3版
- 〈商標〉〈薬〉氯霉素lǜméisù.
ブルーメンバハ Johann Friedrich Blumenbach 生没年:1752-1840
- 改訂新版 世界大百科事典
- ドイツの医学者,人類学者。ゴータの富裕な新教徒の家に生まれ,イェーナ大学で鉱物学,ゲッティンゲン大学で博物学に興味をもち,1775年ゲッティン…
ジェリー ロイド Jerry Lloyd
- 20世紀西洋人名事典
- 1920.7.7 - 米国のジャズ演奏家。 ニューヨーク生まれ。 10代の前半の頃からプロとしての腕を磨き、40年代にはジョージ・オールド、バディ・リッチ…
すいさんか‐てつ〔スイサンクワ‐〕【水酸化鉄】
- デジタル大辞泉
- 1 水酸化鉄(Ⅱ)。白色ないし淡緑色の粉末。空気中で容易に酸化され水酸化鉄(Ⅲ)になる。水酸化第一鉄。化学式Fe(OH)22 水酸化鉄(Ⅲ)。鉄(Ⅲ)…
抗酸菌【こうさんきん】
- 百科事典マイペディア
- 抗酸性菌とも。ある種のアニリン色素で染色すると酸によって脱色されにくい細菌の総称。主としてマイコバクテリウム属であるが,若干の放線菌,ジフ…