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セチルアルコール セチルアルコールcetyl alcohol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セチルアルコール
cetyl alcohol

ヘキサデシルアルコールともいう。化学式 C16H33OH 。炭素原子数 16個の直鎖飽和アルコールで,マッコウクジラの鯨油脂肪酸エステルとして他の高級アルコールエステルとともに存在する。融点 49℃,沸点 190℃ (15mmHg) 。酸化するとパルミチン酸を生成する。油に添加した場合,吸水性を増すので,特に洗浄性軟膏,化粧クリームなどに用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

セチルアルコール【cetyl alcohol】

天然に存在する代表的な鎖式飽和高級アルコールで,セタノールcetanol,1‐ヘキサデカノールhexadecanolともいう。化学式CH3(CH2)14CH2OH。融点49.5℃,沸点189.5℃(15mmHg)。水に不溶,エーテル,エチルアルコールに可溶な白色結晶。鯨蠟の主成分として,パルミチン酸エステルの形で存在する。鯨蠟をアルカリ加水分解(ケン化)するか,パルミチン酸エチルを金属ナトリウムとエチルアルコールで還元して得る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セチルアルコール
せちるあるこーる
cetyl alcohol

炭素16個が直鎖状に結合した高級アルコール。1-ヘキサデカノールともいう。欧米では照明用の油を得るために多量のクジラを捕獲したが、セチルアルコールはクジラから得られる鯨ろうの主成分の一つで、これから調製された。白色の固体で、アルコールやエーテルなどの有機溶媒には溶けるが、水には溶けない。常圧で蒸留すると分解する。軟膏(なんこう)の基剤として医薬品などに用いられてきた。この硫酸エステルのナトリウム塩は洗剤として利用される。[徳丸克己]

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