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バイオレメディエーション

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

バイオレメディエーション

微生物、植物、動物などが持っている化学物質分解能力や蓄積能力を利用して、自然環境を修復すること。「石油タンカーの事故」や「フッ素、トリクロロエチレンなどの化学物質による地下汚染」などで用いられる方法である。この技術は、2つの方法に分類される。1つは、地中に存在する微生物に窒素やリンなどの栄養を散布することで、微生物の分解能力を上げる方法である。もう1つは、分解能力を持つ微生物そのものを散布する方法である。バイオレメディエーションは新しい環境再生の方法として注目される一方で、微生物による生態系への影響が危惧され、事前にきちんとアセスメントを実施する必要がある。

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知恵蔵の解説

バイオレメディエーション

微生物を用いて環境汚染を修復する技術。有害物質によって広範囲に微量汚染された環境や、事故などによって局所的に高濃度汚染された環境などを修復する。重金属ダイオキシンなどによる土壌汚染、有機塩素化合物による地下水汚染、タンカーからの流出原油による海洋汚染などに対して、汚染物質を無害化する微生物が用いられる。微生物は、多様で厳しい自然環境のもとで浄化機能を発揮できなければならず、このような微生物を自然環境中から見いだすか、従来の微生物が持っている機能を、組み換えDNA技術などを用いて強化する。植物を用いて環境汚染を修復する技術は、ファイトレメディエーションと呼ばれる。土壌中の有害物質を植物が根から吸収する能力を利用する。

(川口啓明 科学ジャーナリスト / 菊地昌子 科学ジャーナリスト / 2007年)

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デジタル大辞泉の解説

バイオレメディエーション(bioremediation)

微生物や菌類など生物を利用して有害物質を分解・除去する浄化手法の総称。汚染土壌の修復、廃水処理石油精製における有害成分の分解などに利用される。バイオオーグメンテーションバイオスティミュレーションファイトレメディエーションなどの手法が知られる。

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大辞林 第三版の解説

バイオレメディエーション【bioremediation】

〔レメディエーションは矯正・改善の意〕
微生物の働きによって汚染物質を分解し、環境の改善を図る技術。

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