ナフタレン ナフタレン naphthalene
- 化学辞典 第2版
- C10H8(128.17).石炭タールのナフタレン留分(沸点200~250 ℃)中に多量に存在する炭化水素.また,石油原油および改質油中にも微量存在する.コールタ…
フェニレンジアミン phenylenediamine
- 改訂新版 世界大百科事典
- ジアミノベンゼンともいう。o-体(融点103.8℃,沸点252℃),m-体(融点62.8℃,沸点287℃),p-体(融点147℃,沸点267℃)の3異性体がある。o-体,p-体…
芳香族化合物 ほうこうぞくかごうぶつ aromatic compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 狭義には,分子中にベンゼン環を含む有機化合物をさすが,広義には,このほかピリジンやその同族体,さらにピロール,フラン,チオフェンなどの誘導…
スチレン
- 百科事典マイペディア
- 芳香族炭化水素の一つ。分子式C6H5CH=CH2。スチロール,フェニルエチレン,ビニルベンゼンとも。特有香のある無色の液体。融点−30.69℃,沸点145.2℃…
スクラウプ合成 スクラウプゴウセイ Skraup synthesis
- 化学辞典 第2版
- 芳香族アミンとグリセリンを,ニトロベンゼンを酸化剤として用いて,濃硫酸中で加熱し,キノリンを合成する方法.硫酸銅(Ⅱ),硫酸鉄(Ⅲ)を触媒として…
光異性化 コウイセイカ photoisomerization
- 化学辞典 第2版
- 光の吸収によって起こる異性化.光を吸収して生じた励起分子が直接に異性化する場合と,ほかの励起分子からのエネルギー移動により生成した励起分子…
アストリンゼン
- デジタル大辞泉
- 《astringent lotionから》肌を引き締めるのに使う化粧水。アストリンゼント。
ペンタセン(pentacene)
- デジタル大辞泉
- 5個のベンゼン環が直線状に縮合した芳香族炭化水素。アセン類の一つ。化学式C22H14 ペンタセン環。
ヒドラゾ ヒドラゾ hydrazo
- 化学辞典 第2版
- 有機化合物中の基-NH-NH-が異なるC原子に結合しているときの名称.たとえば,ヒドラゾベンゼンなど.
キノリン
- 百科事典マイペディア
- ベンゼン環とピリジン環とをもつ複素環芳香族化合物。不快臭のある無色の液体。融点−15℃,沸点237.1℃。水に難溶,エタノールなど有機溶媒に可溶。窒…
硝化 しょうか nitration
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機化合物にニトロ基を導入する反応。ニトロ化ともいうが、化学工業方面ではとくに硝化ということのほうが多い。たとえばベンゼンをニトロベンゼン…
BTX ビーティーエックス
- 化学辞典 第2版
- ベンゼン,トルエン,およびキシレンの総称.石油化学工業原料として,この略称が多く用いられる.
フェニル(phenyl)
- デジタル大辞泉
- ベンゼンから水素原子1個を除いた残りの原子団。C6H5-で表される基。アリール基の一つ。略号Ph
サーキュレン(circulenes)
- デジタル大辞泉
- 複数のベンゼン環が環状に連なって縮合した構造をもつ芳香族炭化水素の総称。コロネン・ケクレンなど。
テトラセン(tetracene)
- デジタル大辞泉
- 4個のベンゼン環が直線状に縮合した芳香族炭化水素。アセン類の一つ。化学式C18H12 テトラセン環。
芳香族ポリアミド ホウコウゾクポリアミド aromatic polyamide
- 化学辞典 第2版
- 主鎖にベンゼン環を有するポリアミドの総称.主鎖がベンゼン環とアミド結合のみから構成されているときは,とくに全芳香族ポリアミド(アラミド)とよ…
酢酸フェニル水銀 サクサンフェニルスイギン acetoxy (phenyl) mercury
- 化学辞典 第2版
- CH3COOHgC6H5(336.73).略称PMA,PMAC.アセトキシ(フェニル)水銀ともいう.酢酸水銀(Ⅱ)をベンゼン中でトリフルオロシリルベンゼンとともに加熱還流…
7月16日
- 367日誕生日大事典
- [記念日]国土交通デー;盆送り火;閻魔賽日(十王詣)[誕生日]聖) クララ(アッシージの | 忍性 | 真壁治幹 | アンドレア・デル サルト | 佐竹義宣 | ヤー…
芳香族アミノ酸
- 栄養・生化学辞典
- ベンゼン核をもつアミノ酸で,タンパク質の常在成分としてはフェニルアラニン,チロシン,トリプトファンがある.
カテコール かてこーる catechol
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 二価フェノールの一つ。1,2-ベンゼンジオール、1,2-ジヒドロキシベンゼンのこと。慣用名としてピロカテコール、ブレンツカテキンなどともよばれる。…
イェンゼン
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1899年1月1日ドイツの民族学者1965年没
トロポロン tropolone
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ヒノキチオール (イソプロピルトロポロン) の母体。無色の結晶,融点 50~51℃。七員環であるが,六員環で共役二重結合を有するベンゼンに似た性質を…
ジーニン
- 百科事典マイペディア
- ロシアの化学者。ニトロベンゼンの還元によりアニリンを合成。ロシアの有機化学の発展に貢献した。
ジアゾアミノベンゼン ジアゾアミノベンゼン diazoaminobenzene
- 化学辞典 第2版
- 1,3-diphenyltriazene.C12H11N3(197.24).C6H5N=NNH-C6H5.アニリンに塩化ベンゼンジアゾニウムを作用させると生成する.淡黄色の結晶.融点99~100…
クメン法 クメンホウ cumene process
- 化学辞典 第2版
- ベンゼンとプロペンを原料として,フェノールとアセトンを同時に生産する石油化学プロセス.まず,ベンゼンをゼオライト(固体酸)触媒によりプロペン…
ドデシルベンゼンスルホン酸塩 どでしるべんぜんするほんさんえん dodecylbenzenesulfonate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 代表的な合成洗剤の主成分である。水溶液中で解離して、陰イオンであるドデシルベンゼンスルホン酸イオンと、陽イオンであるナトリウムイオンになる…
クメン法 くめんほう cumene process
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- クメン(イソプロピルベンゼン)を原料として、フェノールとアセトンとを同時に得る方法。クモール・フェノール法ともいう。プロピレンとベンゼンと…
環電流 カンデンリュウ ring current
- 化学辞典 第2版
- ベンゼンのような平面環状共役分子が静磁場中に置かれると,そのπ電子は分子平面上を循環する電流を生じ,付加的な磁場を誘起する.そのような電流を…
オストヴァルトの溶解度係数【Ostwald's solubility coefficient】
- 法則の辞典
- 所定の温度と圧力のもとで,単位体積の溶媒に溶解する気体の体積の比をいう.ブンゼンの吸収係数*も参照.
ベンゼン中毒【ベンゼンちゅうどく】
- 百科事典マイペディア
- ベンゼンによる中毒。蒸気の吸収によることが多く,急性中毒ではめまい,頭痛,振顫(しんせん),嘔吐(おうと),呼吸困難,意識障害などを呈する。治…
けつえき‐どく【血液毒】
- デジタル大辞泉
- 血液中の赤血球破壊など血液の障害を起こさせる毒。水銀・燐りん・鉛・ベンゼンや、マムシ・ハブの毒など。
トリニトロベンゼン(trinitrobenzene)
- デジタル大辞泉
- ベンゼン環に三つのニトロ基がついた化合物。白色の針状結晶。トリニトロトルエンより強力な爆薬。TNB。
benzène
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(仏和の部)
- [bε̃-] [男]〚化〛ベンゼン.benzénique[形]
アルキルベンゼン(alkylbenzene)
- デジタル大辞泉
- ベンゼン環にアルキル基が結合した化合物の総称。ふつうは合成洗剤原料になる、アルキル基の炭素数10~15のものをさす。
ぜん‐ぜん【漸漸】
- デジタル大辞泉
- [ト・タル][文][形動タリ]事が少しずつ進んでいくさま。「砦柵さいさくを構て、―と城下に逼近ひっきんし」〈竜渓・経国美談〉[副]だんだんに…
ぜん‐ぜん【全然】
- デジタル大辞泉
- [ト・タル][文][形動タリ]余すところのないさま。まったくそうであるさま。「―たるスパルタ国の属邦にあらずと雖も」〈竜渓・経国美談〉[副]…
ほうこうぞく‐アミン〔ハウカウゾク‐〕【芳香族アミン】
- デジタル大辞泉
- アンモニアの水素原子が芳香族炭化水素と1個以上置換したアミン。もっとも単純なものはベンゼン環の水素と置換したアニリン。
ない‐えん【内炎/内×焔】
- デジタル大辞泉
- ブンゼンバーナーなどの炎の内部の、光の強い部分。一酸化炭素・水素を含み、不完全燃焼していて還元性が強い。還元炎。⇔外炎。
キノリン きのりん quinoline
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 環内に窒素原子を含む複素環式化合物の一つ。1-アザナフタレンともいう。石炭の乾留により得られるコールタール中に存在する。弱い塩基性をもってい…
アルキルベンゼンスルホン酸 アルキルベンゼンスルホンサン alkylbenzenesulfonic acid
- 化学辞典 第2版
- R-C6H4-SO3H(Rはアルキル基)の一般式をもつスルホン酸の総称.芳香族化合物とオレフィンとのフリーデル-クラフツ反応によりアルキルベンゼンをつくり…
ニトロ‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【ニトロ化合物】
- デジタル大辞泉
- ニトロ基をもつ化合物の総称。特に有機化合物をいい、ニトロベンゼン・ニトログリセリンなど、染料や爆薬として重要なものが多い。
フェニル フェニル phenyl
- 化学辞典 第2版
- ベンゼンからH原子1個を除いたもっとも簡単なアリール基C6H5-の名称.構造式中でPhという記号で表されることがある.
リグニン lignin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- セルロースとともに木材の構成成分として重要な高分子化合物。ベンゼン環に水酸基,メトキシル基が結合したプロピルベンゼン誘導体を構成単位とする…
アニリン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] aniline [ドイツ語] Anilin ) ベンゼンから誘導されるアミンの一つ。特有の臭気をもつ無色透明の液体。空気中で酸化され徐々に…
ぜん‐ぜん【前前】
- デジタル大辞泉
- [名]以前。かつて。「―より、ふとお見上げ申したものの言うのでは」〈鏡花・眉かくしの霊〉[語素]日時・年月や配列・序列を示す語の上に付いて複…
メリト酸 (メリトさん) mellitic acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- ベンゼンの6個の水素原子がすべてカルボキシル基で置換された構造をもつベンゼンヘキサカルボン酸のこと。天然には,アルミニウム塩の形で褐炭層中の…
ベンゼン(データノート) べんぜんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベンゼン 分子式 C6H6 分子量 78.1 融点 5.533℃ 沸点 80.099℃ 密度 0.87865g/cm3(測定温度20℃) 屈折率 (n)1.50112…
モル凝固点降下 モルギョウコテンコウカ molar depression of freezing point
- 化学辞典 第2版
- 希薄溶液の凝固点降下Δ Tfは,溶液の質量モル濃度mに比例する.すなわち,Δ Tf = Kfm.この比例定数 Kf をモル凝固点降下といい,m = 1,すなわち…
和歌山市の化学工業関連遺産
- 事典 日本の地域遺産
- (和歌山県和歌山市)「近代化産業遺産」指定の地域遺産。〔構成〕本州化学工業(株)の保存機械;ベンゼン精製装置
フェニレン フェニレン phenylene
- 化学辞典 第2版
- ベンゼンからH原子2個を除いた二価の炭化水素基-C6H4-の名称.o-,m-,p-フェニレンの3種類がある.