こりこり(読み)コリコリ

デジタル大辞泉 「こりこり」の意味・読み・例文・類語

こり‐こり

[副](スル)
かたくて歯ごたえのあるさま。また、それをかんだときの音を表す語。「たくあんのこりこりした歯触り
かたく締まって弾力のあるさま。「こりこりした腕の筋肉
凝ったりして、筋肉などがかたくなっているさま。「肩が張ってこりこりしている」
[類語](1がりっとかりっとかりかりがりがりばりばりぱりぱりぼりぼりぽりぽり/(2)(3かちかち堅いこわ硬質堅硬生硬硬直がちがちかちんかちんこちこちこちんこちんハードかたさ硬化剛性ごつい厳ついぷりぷりしこしこ

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精選版 日本国語大辞典 「こりこり」の意味・読み・例文・類語

こり‐こり

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
沢庵漬糠漬あめ、氷などのようなやや固いものを、歯切れよくかむ音を表わす語。
※名語記(1275)五「なる物をかむをとのこりこりとなる、こり如何」
布地で、目がつんでいて厚手で、手ざわりがごわごわしているさまを表わす語。
咄本・軽口福徳利(1753)一「黒羽二重に毛どろめんの羽織、茶宇嶋のこりこりしたるはかまに、金作りの大小
③ 肉づきが堅くしまって、弾力のある感じを表わす語。
※機関車に巣喰ふ(1930)〈龍胆寺雄〉「コリコリと締まった胴の筋肉を俺の腕の中で蛇の様にうねらして」
④ 身体が凝ったりして、中の方で肉塊が堅くなっているようなさまを表わす語。
[2] 〘名〙 沢庵漬をいう女房詞。食べる時の音から出た語。
御湯殿上日記‐大永七年(1527)七月八日「二ゐ殿よりこりこりまいる」

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