せがむ(読み)セガム

デジタル大辞泉 「せがむ」の意味・読み・例文・類語

せが・む

[動マ五(四)]
無理に頼む。しつこくねだる。「母に小遣いを―・む」
責めしかる。非難し苦しめる。
「今―・みさいなむ事、いと見苦しかるべき事なり」〈十訓抄・七〉
強請ねだ[用法]
[類語]せびるねだる無心求める頼む請う仰ぐ懇請する懇望する要望する所望する要請する要求する請求するちょうする催告する迫る強要強請請託依頼懇願ゆすり請い求め願うリクエストアンコール

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「せがむ」の意味・読み・例文・類語

せが・む

[1] 〘他マ五(四)〙
① 責める。しかる。
※十訓抄(1252)七「いはんや我つかはん人のあやしからんために、今せがみさいなむ事いと見ぐるしかるべきこと也」
仮名草子・都風俗鑑(1681)四「又あねさまにせがまれてうきめにあひ、身のうちにさらに生疵のたゆる事なし」
② 無理に要求する。ねだる。催促する。
サントスの御作業(1591)二「アケ クレ ウルサキ モノ ドモニ xegami(セガミ)トヲサレテ」
浮世草子世間娘容気(1717)五「いやでも応でも百貫に塗笠一かい、と母親せがむにぞ」
[2] 〘他マ下二〙 ⇒せがめる

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