強請(読み)キョウセイ

デジタル大辞泉 「強請」の意味・読み・例文・類語

きょう‐せい〔キヤウ‐〕【強請】

[名](スル)無理に頼むこと。また、ゆすること。ごうせい
「余りに激しく―されるので」〈荷風ふらんす物語
[類語]ゆすり恐喝脅迫強迫迫る要求要望要請請求注文求める頼む請う仰ぐ懇請懇望こんもうする所望ちょうする催告せがむせびるねだる強要請託依頼懇願請い求め願うリクエストアンコールせつく強談ごうだんする催促する責め立てる催促がましいせがみ立てる急き立てる急かせる尻を叩く矢の催促やいのやいの目まぐるしい忙しいせわしいせわしない気ぜわしい慌ただしいきりきり舞い東奔西走てんてこ舞い多忙繁忙繁多繁劇多事多端多用繁用席の暖まるいとまもない猫の手も借りたいそそくさせかせか性急拙速多端忙殺怱忙そうぼう倥偬こうそう怱怱そうそう大忙し取り紛れる手が塞がる目が回る応接にいとまがないあくせくこせこせばたばたせっかちあたふた気早気早い大わらわ貧乏暇無し甲斐甲斐かいがいしいそわそわ右往左往慌てふためく動き回るちょこまかうそうそ倉卒押せ押せてんやわんやああ言えばこう言う揚げ足を取るあげつらう言いたい放題言い立てるうるさいうるさ型鸚鵡おうむ返しかき口説くがたがたがみがみくそみそくだくだぐだぐだくだくだしい口うるさい口が減らない口が悪い口汚い口さがない口幅ったい口任せ口やかましいくどいくどくどくどくどしいクレーマーけちを付ける喧喧囂囂けんけんごうごう口角泡を飛ばす小うるさいごてごて小やかましい懇懇嘖嘖さくさく舌長しちくどい四の五の重箱の隅をつつく諄諄じゅんじゅん針小棒大ずけずけずばずばたらたらちくちく喋喋ちょうちょう丁丁発止つべこべ滔滔とうとうどうのこうのとやかくなんのかのねちねちねっちりぶすぶすぶつくさぶつぶつべちゃくちゃぺちゃくちゃぼろくそまくし立てる回りくどい耳に胼胝たこができる蒸し返すやいやいやかましいやかまし屋

もがり【強請/虎落】

《動詞「もがる」の連用形から》ゆすり。たかり。
「おそろしき―どもにかたられ」〈浮・織留・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「強請」の意味・読み・例文・類語

ごう‐せいガウ‥【強請】

  1. 〘 名詞 〙 無理に求めること。ゆすること。きょうせい。
    1. [初出の実例]「摂政怒長者之事、欲行幸、依法皇強請、遂以幸之、是以忽怒不参」(出典台記‐久安六年(1150)一〇月二日)
    2. [その他の文献]〔漢書‐高帝紀上〕

ねだれ【強請】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「ねだれる(強請)」の連用形の名詞化 ) =ねだり(強請)
    1. [初出の実例]「相手は知らぬ極り辻番(ネダレ)言てかひなく」(出典:浮世草子武道伝来記(1687)四)

ねだり【強請】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「ねだる(強請)」の連用形の名詞化 ) ねだること。強いて求めること。ゆすること。また、その人。ねだれ。
    1. [初出の実例]「強請(ネダリ)に来た親父ども」(出典:浄瑠璃双蝶蝶曲輪日記(1749)四)

きょう‐せいキャウ‥【強請】

  1. 〘 名詞 〙 無理に頼むこと。また、ゆすること。ごうせい。
    1. [初出の実例]「余りに激しく強請されるので」(出典:ふらんす物語(1909)〈永井荷風〉霧の夜)

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普及版 字通 「強請」の読み・字形・画数・意味

【強請】きようせい

ゆする。

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