ボンド(英語表記)Edward Bond

デジタル大辞泉 「ボンド」の意味・読み・例文・類語

ボンド(bond)

証券株券債券公社債
鉄道線路レールの断ぎ目で、電気回路保持のためにつなぐ電線
Bond接着剤の商標名。
[補説]英語では、契約保証、約束、きずなの意。

ボンド(James Bond)

イアン=フレミング一連のスパイ小説の主人公の名。英国の秘密情報部MI6に勤務し、「007」のコードネームで活躍する。映画化された作品も世界的にヒットし、シリーズ化されている。ジェームズ=ボンド。

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精選版 日本国語大辞典 「ボンド」の意味・読み・例文・類語

ボンド

[1] 〘名〙 (bond)
① 証券。株券。〔外来語辞典(1914)〕
② 電車路線のレールとレールを電気的に接続するもの。〔電気工学ポケットブック(1928)〕
[2] (Bond) 接着剤の商標名の一つ。

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改訂新版 世界大百科事典 「ボンド」の意味・わかりやすい解説

ボンド
Edward Bond
生没年:1935-

イギリス劇作家。政治的には社会主義標榜ひようぼう)し,演劇的にはブレヒト影響を受けて古風なリアリズムを否定する。人間暴力性や社会構造の悪を鋭く摘発し,衝撃的な題材を好んで取り上げるため,商業的には成功しておらず,しばしば保守的な観客に批判される。作品には《救われて》(1965),《奥の細道》(1968),《リア》(1971),《ビンゴ》(1974),《王政復古》(1981)など,いずれも残酷で苦いユーモアをたたえている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボンド」の意味・わかりやすい解説

ボンド
Bond, Edward

[生]1935.7.18. ロンドン
イギリスの劇作家。多くの習作を経て,『救われて』 Saved (1965年の公演は上演禁止となり,69年再演) ,『朝まだき』 Early Morning (68) ,『奥の細道』 Narrow Road to the Deep North (68) ,『リア』 Lear (71) などを発表,現代社会における暴力や狂気の問題を追究した作品が多い。ほかに,核戦争後を描いた"The War Plays" (85) など。

ボンド
Bond, Sir Edward Augustus

[生]1815.12.31. ミドルセックス
[没]1898.1.2. ロンドン
イギリスの古文書学者。 1833年イギリス公文書館に入り,38年大英博物館手稿文書部に移った。 66年同部部長。 78~88年大英博物館館長。蔵書目録の出版などに尽力。この間 E.トムソンとともに古文書学会を創設。伝統的古文書学に近代科学の方法を導入し,近代古文書学の規範的分類法を確立した。

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