囲う(読み)カコウ

デジタル大辞泉 「囲う」の意味・読み・例文・類語

かこ・う〔かこふ〕【囲う】

[動ワ五(ハ四)]
外部からそこなわれないように、まわりを取り巻く。中に取り込めて、外との境を作る。「敷地を塀で―・う」「庭木を―・う」
人目から隠しておく。かくまう。「犯人を―・う」
小銭を―・って」〈真山・男五人〉
人に知られないようにして世話をする。「めかけを―・う」
野菜果物保存処置をして蓄える。貯蔵する。「ネギを―・う」
かばう。たすけ守る。
「姫を―・ひ奥へ入り給ふを」〈伎・壬生大念仏
[可能]かこえる
[類語](1ぐるっとぐるり囲む取り巻く巡らす巡る取り囲む張り巡らす包囲囲繞いじょう遠巻き/(2匿う隠す遮る包み隠す押し隠す覆い隠す覆うくらます潜める忍ばせる隠し立てひた隠し隠蔽隠匿秘匿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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