デジタル大辞泉
「月夜に提灯」の意味・読み・例文・類語
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つきよ【月夜】 に 提灯(ちょうちん)
(明るい
月夜に
提灯をともす意から) 無益・不必要なことのたとえ。また、無用の奢
(おご)り。〔俳諧・世話尽(1656)〕
※
雑俳・
十八公(1729)「奢るもの月夜に挑燈除夜は闇」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
月夜に提灯
無益・不必要なことのたとえ。また、無用のぜいたくや奢りのたとえ。
[使用例] 懺悔をするがね、実は我ながら、とぼけて居て、ひとりでおかしいくらいなんだよ。月夜に提灯が贅沢なら、真昼間ぶらで提げたのは、何だろう、余程半間さ[泉鏡花*縷紅新草|1939]
[解説] 今日では、街灯が普及して月明かりを意識することが少なくなりましたが、かつては月が明るい夜には提灯をともさないのが当たり前でした。ただし、商家などでは、繁盛ぶりを示そうとして灯をともし、「月夜に提灯も外聞」ということもありました。
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