立山連峰
たてやまれんぽう
北アルプス(飛騨山脈)北部の山域で、中部山岳国立公園の一部。ほぼ南北に延びる山脈で、標高二六〇〇メートルを超える高峰は二十数座を数える。東には黒部峡谷を挟み、後立山連峰が並行する。北から僧ヶ岳・駒ヶ岳・毛勝山・池ノ平山と高度を上げ、劔岳に至る。劔岳からは立山を経て薬師岳・黒部五郎岳と壮大な稜線を形成し、後立山連峰に続く山脈や槍・穂高連峰との分岐点である三俣蓮華岳に至る。なお北端は毛勝山で区切るのが一般的である。雲ノ平(大山町)、五色ヶ原・天狗平・弥陀ヶ原・室堂平(立山町)など第四紀の火山による溶岩台地を除けば、第三紀初期までに構成された岩石(花崗岩類)が主体で、山崎カールをはじめ氷河地形もみられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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