日本歴史地名大系 「三俣蓮華岳」の解説
三俣蓮華岳
みつまたれんげだけ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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富山、岐阜、長野三県の県境にある北アルプス中央部の山。標高2841メートル。この山を中心に山稜(さんりょう)は三つに分かれ、一つは北東の鷲羽(わしば)岳、野口五郎岳を経て後立山(うしろたてやま)連峰と連なり、北西は薬師岳を経て立山連峰へ、南は樅沢(もみさわ)岳から槍(やり)ヶ岳、穂高(ほたか)連峰へと連なる。この三つの稜線の間から黒部川と高瀬川と金木戸川が流出。古期花崗閃(かこうせん)岩で構成され、山頂は平坦(へいたん)で、北部の黒部川方面へ緩傾斜し、西方の金木戸川、東方の高瀬川へは急傾斜する。東斜面に三俣蓮華カールがあり北方の平坦面に三俣小屋がある。山名は大正時代に登山した大関久五郎の命名。
[深井三郎]
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