出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
北海道北西部、留萌(るもい)振興局管内の羽幌町(はぼろちょう)に属す島。面積5.50平方キロメートル。町の西方約30キロメートルの日本海上にあり、約4キロメートルの武蔵水道(むさしすいどう)を隔てて焼尻島(やぎしりとう)と相対する。1786年(天明6)天塩場所(てしおばしょ)設置以後に漁場が開かれ、以来ニシン漁でにぎわった。近年はウニ、アワビ、コンブなどの採取や沖合いの武蔵堆(たい)などへの出漁が行われる。天売焼尻道立自然公園に指定された景勝地で、北西岸は海食による断崖(だんがい)が連なり、海中に屏風(びょうぶ)岩、女郎子(じょろっこ)岩などがある。付近一帯はウトウ、ウミネコなど海鳥の繁殖地(国の天然記念物)。羽幌港、焼尻港とを結ぶ定期船便がある。人口366(2009)。
[岡本次郎]
北海道留萌(るもい)支庁羽幌町の西方約30kmの日本海上に浮かぶ島。人口398(2010)。周囲約12km,面積約5.5km2の小島で,北西海岸は最高150mの海食崖が続き,海中には屛風(びようぶ)岩,女郎子(じよろつこ)岩などがそそり立つ。集落は東部海岸沿いに散在し,北部の天売港から羽幌港へ定期船が通じる。1786年(天明6)漁場が開設され,ニシン漁でにぎわった。現在も住民の大半はウニ,アワビ,コンブなどの採取漁業を営む。海食崖にはオロロンチョウ(ウミガラス)をはじめケイマフリ,ウミウなどが生息し,天売島海鳥繁殖地(天)に指定されている。約4km東方の焼尻(やぎしり)島とともに天売焼尻道立自然公園に指定されている。
執筆者:奥平 忠志
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