かまいたち(鎌鼬)(読み)かまいたち

世界大百科事典 第2版の解説

かまいたち【かまいたち(鎌鼬)】

旋風に乗ってきて人を斬ったり,生血を吸うといわれる魔物できられたような傷をうけるが,痛みも出血も見られないという。広く各地に分布するが,とくに雪国に多く見られる。かまいたちは新潟や長野では悪霊や魔獣のしわざだというが,飛驒の丹生川地方では3人連れの神によるもので,先頭の神が人を倒し,2番目が刃物で切り,3番目が薬をつけていくと伝承している。また四国では墓地野ざらしの鎌の化物だとされている。旋風そのものをカマカゼ,カマイタチと呼ぶ所もあり,かまいたちの傷は小旋風の中心にできた負圧の部分に触れたことによるのではないかと説明されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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