きょとん(読み)キョトン

デジタル大辞泉 「きょとん」の意味・読み・例文・類語

きょとん

[副]びっくりしたり、事情がのみこめなかったりして、目を見開いてぼんやりしているさま。「突然声をかけられてきょとんとする」「きょとんとした顔」
[類語]あんぐりあんごりぼんやりぼうっとぼそっとぼけっとぽっとぼさっとぼさぼさぽうっとぽかんぽかり不明瞭灰色ぼうぼやっともやもやおぼろおぼろげ不鮮明朦朧もうろう模糊もこ茫漠ぼうばく茫茫ぼうぼうばく漠然ばくぜん不詳未詳未知未確認迷宮入り

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精選版 日本国語大辞典 「きょとん」の意味・読み・例文・類語

きょとん

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 気抜けしたり、あっけにとられたりして、何をしたらいいのかも分からず、ただ目を見開いてぼんやりしているさまを表わす語。また、そのような時にする目のさまに似ている無邪気な目つきにいう。きょとり。
    1. [初出の実例]「片手で銀貨を圧へながら、きょとんと見上げる」(出典:婦系図(1907)〈泉鏡花〉前)

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