デジタル大辞泉 「茫」の意味・読み・例文・類語 ぼう〔バウ〕【×茫】 [ト・タル][文][形動タリ]1 広々としているさま。「洞庭湖はただ白く―として空と水の境が無く」〈太宰・竹青〉2 ぼんやりとしているさま。「その意味―として知るべからざりけり」〈中村訳・西国立志編〉[類語]ぼんやり・ぼうっと・ぼやっと・ぼけっと・ぽっと・ぼさぼさ・きょとん・ぽかん・ぽかり・もやもや・おぼろ・おぼろげ・不鮮明・不明瞭・朦朧もうろう・模糊もこ・茫漠ぼうばく・茫茫ぼうぼう・漠ばく・漠然ばくぜん・不明瞭・灰色・不詳・未詳・未知・未確認・迷宮入り ぼう【茫】[漢字項目] [音]ボウ(バウ)(漢)1 遠くはるかに広がるさま。「茫漠・茫茫・茫洋/蒼茫そうぼう・渺茫びょうぼう」2 ぼんやりしてうつろなさま。「茫然」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「茫」の意味・読み・例文・類語 ぼうバウ【茫】 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 広々としているさま。はてしないさま。また、とりとめなくぼんやりしているさま。[初出の実例]「その意味茫として知べからざりけり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例