ぼんやり(読み)ボンヤリ

デジタル大辞泉の解説

ぼんやり

[名]気持ちが集中せず間が抜けていること。また、その人。
[副](スル)
物の形や色などがはっきりせず、ぼやけて見えるさま。「島影がぼんやり(と)見える」
事柄の内容などがはっきりしないさま。「記憶がぼんやり(と)している」
元気がなく、気持ちが集中しないさま。「終日ぼんやり(と)過ごす」
気がきかず、間が抜けているさま。「ぼんやり(と)して手伝おうともしない」

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大辞林 第三版の解説

ぼんやり

( 副 ) スル
はっきりしないさま。
形などがよく見えないさま。 「山が-(と)かすんで見える」
物事があいまいであるさま。 「 -(と)した思い出」 「事件の全容はまだ-(と)している」
何もせず活気がないさま。 「 -(と)暮らす」
気のきかないさま。間のぬけているさま。 「 -した男」
あっけにとられているさま。 「 -(と)口をあけている」
( 名 )
気がきかないこと。また、そのような人。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ぼんやり

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 形や色彩が、ぼけていてはっきりしないさまを表わす語。
※俳諧・おくれ馳(1698)「ぼんやりと峯より峯の冬の雲〈惟然〉」
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「二階はラムプが陰々(ボンヤリ)点いてゐて」
事柄があいまいではっきりしないさまを表わす語。
※俳諧・古学截断字論(1834)上「老俳にも初心にも只ぼんやりとしてはきと分らず」
③ 元気のないさま、また気持が集中していないさまを表わす語。
※和英語林集成(初版)(1867)「Bonyari(ボンヤリ) シタ ヒト」
④ 気のきかないさま、間が抜けているさまを表わす語。
※ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉「余程ぼんやりとした小僧で」
⑤ 商取引で市場に活気がなく、相場が低迷するさまを表わす語。⇔しっかり
[2] 〘名〙
① 呆然としていたり、うかつであったりする状態。
※坑夫(1908)〈夏目漱石〉「ぼんやりから覚めて見れば、自分はいつか娑婆の人間になってゐる」
② 利発でない人。気のきかない人。
※多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「お類も決して遅鈍(ボンヤリ)の方ではなかった」

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世界大百科事典内のぼんやりの言及

【取引所】より

…休明けである月曜日はとかくこうした状態になる場合が多いことから〈月曜ぼけ〉という言葉もあるが,これは月曜日はニューヨーク株式はじめ海外市場の値動きが入らないことや,外人投資家の注文が減ることから手がかり難となり,相場に影響することが一因と考えられる。また,相場がぼけた状態のように相場に力がなく,少し安い相場の地合いを〈ぼんやり〉ともいう。 まばら小口の売り買いのことをいう。…

※「ぼんやり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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