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インド洋上,パースの北西2768kmにあるオーストラリア領のサンゴ礁島群。別名キーリングKeeling諸島。面積14km2,人口571(2006)。島名のとおりココヤシが自生する。主島はホーム島。住民の多くはマレー系でココヤシ栽培に従事。空港がウェスト島にあり,航空路がパースに通じる。インド洋上の数少ない気象観測地点としても重要。1609年イギリス人キーリングが発見し,1857年イギリス領,1955年以来オーストラリア領。1827年以来スコットランド系農園主クルーニーズ・ロス家の私的管理下にあったが,1975年以来改革が進み,78年政府が土地を買い取り,79年地方自治体が成立,前近代的支配に終止符が打たれた。
執筆者:谷内 達
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
インド洋上、オーストラリアのパース北西2768キロメートルにあるオーストラリア領のサンゴ礁群。1609年イギリス人キーリングが発見し、キーリング諸島Keeling Islandsともいう。面積14平方キロメートル、人口621(2001)。ココヤシが自生する。
住民はマレー系が多く、ココヤシを栽培している。1827年以来、農園主の私的管理下に置かれながら、1857年にイギリスが領有、1955年からオーストラリア領となった。オーストラリア政府は78年に土地を買い取り、79年には地方自治体が成立した。
[谷内 達]
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