しおで

精選版 日本国語大辞典 「しおで」の意味・読み・例文・類語

しお‐で しほ‥【鞖・四緒手・四方手】

〘名〙 馬具の名。鞍の前輪(まえわ)後輪(しずわ)左右それぞれつけた、金物の管を入れた紐。鞅(むながい)・鞦(しりがい)をとめるためのもの。管に円形平板をつけたものを鏡鞖(かがみしおで)という。後輪の鞖には別に食料などを結び下げる紐を下げて餉付(かれいつけ)または取付(とっつけ)という。〔十巻本和名抄(934頃)〕
源平盛衰記(14C前)二一「綴(つづき)が首をしをでの根に結ひ付けて、馬に打ち乗り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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