しっぽり(読み)シッポリ

デジタル大辞泉 「しっぽり」の意味・読み・例文・類語

しっぽり

[副]
1 ぬれて十分に湿りけを含むさま。「春雨にしっぽり(と)ぬれる」
2 男女の情愛のこまやかなさま。「しっぽり(と)語りあかす」
3 落ち着いて静かなさま。しみじみ。
「ひと精出してあとでの煙草。―と先づやりませうぞや」〈浄・盛衰記〉
[類語](1)びしょびしょ・びたびた・びしゃびしゃ・びちゃびちゃ・ぐっしょり・びっしょり・ぐしょぐしょ・しとど・湿っぽい・じっとり・じめじめ・じとじと・しっとり・しとしと・じくじく・ぐちょぐちょ・ぐしゃぐしゃ・ぐじゃぐじゃ・ぐちゃぐちゃ・びしょ濡れ・ぐしょ濡れ・ずぶ濡れ・濡れ鼠/(3)安らか・のどか・安穏・静か・麗らか・うらうら・穏やか・心静か・温和・物静か・おとなしやか・悠長・悠然・悠悠・悠揚・浩然・どっしり・気長・伸び伸び・伸びやか・のんびり・屈託無い・自然体・のんどり・大人しい・優柔・温順・柔順・従順・温柔・温良・順良・素直・控えめ・優しい・シャイ・しなやか・しとやか・なよやか・なよなよ・しっとり・物柔らか・静静・ソフト・おっとり・婉然えんぜん・しおらしい・閑語・たおやか・ナイーブ・心優しい・柔和・温雅・鷹揚おうよう・静心しずこころ・従容しょうよう・悠悠閑閑・おおどか・つつましい・奥ゆかしい・泰然自若・平静・冷静・しみじみ・しんみり・静まる・温顔・温容・春風駘蕩たいとう・穏便・粛粛・静謐せいひつ・静粛・平穏・安泰・安寧・小康・平和・和平・平安・安楽・気楽・楽楽・安逸・安易・安閑・閑閑・安息・温厚・楽天的・安堵あんど・平然・のうのう・ぬくぬく・のんき・のほほん・ゆるゆる・くつろぐ・和やわらぐ・安らぐ・和なごむ・静穏・平らか・まったり・つつがない・リラックス・イージーゴーイング・極楽蜻蛉とんぼ・柔やわい・弱い・脆もろい・柔やわ・軟弱・脆弱ぜいじゃく・繊弱・孱弱せんじゃく・華奢きゃしゃ・か弱い・ひ弱い・小心・弱気・引っ込み思案・気弱・内弁慶・陰弁慶・臆病・こわがり・内気・怯懦きょうだ・怯弱きょうじゃく・意気地なし・小胆・小心翼翼・弱腰・薄弱・惰弱・柔弱・優柔不断・弱弱しい・女女しい・弱音・音を上げる・気が弱い・腰が弱い・煮え切らない・肝が小さい・肝っ玉が小さい・おだやか・内向的・人見知り・しんねりむっつり・ひよわ・虚弱・羸弱るいじゃく・尩弱おうじゃく・病弱・劣弱・弱体・さくい・あえか・へなへな・緩ゆるい・手緩ぬるい・線が細い・骨無し・柔懦じゅうだ・怯臆きょうおく・怯ひるむ・無気力・昼行灯あんどん・意気地がない・いい加減・杜撰ずさん・なまなか・うやむや・アバウト・ぬるま湯・腰抜け・腑ふ抜け

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精選版 日本国語大辞典 「しっぽり」の意味・読み・例文・類語

しっぽり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. ① しっとりと十分に濡れるさま、また、雨などが静かに降るさまを表わす語。しっとり。しっぽ。
    1. [初出の実例]「ふたり共に鼻の上にしっぽりと汗をかくものか」(出典:虎寛本狂言・右近左近(室町末‐近世初))
  3. ② しめやかなさま、静かに落ち着いたさまを表わす語。しっとり。しんみり。
    1. [初出の実例]「しっほりとなくべし」(出典:虎明本狂言・花子(室町末‐近世初))
  4. ③ 男女間の情愛のこまやかなさま、親密なさま、むつまじいさまを表わす語。しっと。しっぽ。
    1. [初出の実例]「何を鴉の鳴てつけ口 しっほりとしめてぬる夜のさむしろに」(出典:俳諧・望一後千句(1652)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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