すす払い(煤払い)(読み)すすはらい

世界大百科事典 第2版「すす払い(煤払い)」の解説

すすはらい【すす払い(煤払い)】

年末に屋内を払い,大掃除すること。最近では大晦日近くにするようになったが,近世以降12月13日と決めていた所が多い。かつてこの日に正月用の松迎えや節木伐りをする風が広くあり,また正月用の米をつくとか奉公人の出替り日としていた所があるなど,13日は新年の準備開始の日であった。この日を煤取節供,煤掃きの年取と呼ぶ所があるように,煤払いは単なる大掃除という以上に年間の厄を取りはらう重要な折り目であった。

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世界大百科事典内のすす払い(煤払い)の言及

【掃除】より

…しかしはたきとよばれるようになるのは明治になってからで,江戸時代には〈采払い〉〈ちり払い〉とよんでいた。 掃除といえば年一度の大掃除,煤(すす)払いも重要である。〈煤掃き〉という語がすでに927年(延長5)完成の《延喜式》に見える。…

※「すす払い(煤払い)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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