ずんぐり(読み)ズングリ

デジタル大辞泉 「ずんぐり」の意味・読み・例文・類語

ずんぐり

[副](スル)太っていて背が低いさま。また、物が太くて短いさま。「ずんぐり(と)した体型」「ずんぐり(と)した形の瓶」
[類語]短躯短身ちびちんちくりん肥満でぶでぶっちょ小太り太りじし太っちょ横太り中年太り水太り酒太り脂肪太り固太り着太り鮟鱇あんこでっぷりぶくぶくぶよぶよ丸丸ころころぽっちゃりぽちゃぽちゃふっくらふくよか豊満グラマー恰幅かっぷくむっちりむちむち肥える太る福福しいふくらかもちもち丸ぽちゃぼってりぽってりでぶでぶずんぐりむっくり布袋ほてい太鼓腹寸胴ずんどう太め三段腹段腹ビヤ樽

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精選版 日本国語大辞典 「ずんぐり」の意味・読み・例文・類語

ずんぐり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 背が低くて肉づきよく太っているさま、また、物が太くて短いさまなどを表わす語。
    1. [初出の実例]「ずんぐりとしたのが乳母の娘なり」(出典:雑俳・川柳評万句合‐安永元(1772)宮三)
  3. 低く野太い声を表わす語。
    1. [初出の実例]「背後から、錆びたづんぐりした声で」(出典:湯島詣(1899)〈泉鏡花〉七)

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世界大百科事典(旧版)内のずんぐりの言及

【独楽】より

…そして〈こまつくり〉とか〈こまつぶり〉と呼ばれていたが,14世紀には《太平記》の〈コマ廻シテ遊ケル童〉という記述で,初めて〈こま〉という言葉が単独で登場する。この場合,〈こまつくり〉〈こまつぶり〉の最初の2字をとったわけだが,〈こま〉のほうを略す呼び方もあり,東北地方では明治,大正前期ころまで〈ずぐり〉〈すぐり〉〈ずんぐり〉などと呼んできた。《太平記》の記述でもう一つ注目されるのは,こまをまわしている子どもが初めて文献上にあらわれたことである。…

※「ずんぐり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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