むちむち(読み)ムチムチ

デジタル大辞泉 「むちむち」の意味・読み・例文・類語

むち‐むち

[副](スル)肉づきがよく、肌に張りがあるさま。むっちり。「むちむちした太もも」
[類語]肥満でぶでぶっちょ小太り太りじし太っちょ横太り中年太り水太り酒太り脂肪太り固太り着太り鮟鱇あんこでっぷりぶくぶくぶよぶよ丸丸ころころぽってりぽっちゃりぽちゃぽちゃふっくらふくよか豊満グラマー恰幅かっぷくむっちり福福しいふくらかもちもち丸ぽちゃ肥える太るぼってりでぶでぶずんぐりずんぐりむっくり布袋ほてい太鼓腹寸胴ずんどう太め三段腹段腹ビヤ樽むきむきもりもり隆隆ごりごり筋肉質筋肉美肉体派肉体美いかついマッチョマッチョマンマッチョイズムマチスモマッスルたくましい強靭きょうじんタフ不死身頑健強壮強健屈強剛健頑丈雄偉男性美りりしいたけだけしいごつい力こぶ骨太

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精選版 日本国語大辞典 「むちむち」の意味・読み・例文・類語

むち‐むち

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 家などのきしむ高い音を表わす語。
    1. [初出の実例]「其執心で夜々は屋鳴り震動雷電し、天井板がむちむちむち、梯子がぐたぐたぐた」(出典浄瑠璃・八百屋お七(1731頃か)上)
  3. 無為に過ごすさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「異郷の客となりて難波に遊び洛に停(とどま)りて、むちむちと京に十歳を降くらしたる独吟あり」(出典:俳諧・夜半亭発句帖(1755))
  4. 肌に張りがあって肉付きのよいさまを表わす語。むっちり。
    1. [初出の実例]「なるたけ肉のむちむち付いた殿様蛙を捉へようと」(出典:うたよみ(1947)〈井上友一郎〉)
  5. ある感情などが、勢いよく、力強くわき出るさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「渡は自分でも分る程『新鮮な』階級的憎悪がムチムチと湧くのを意識した」(出典:一九二八・三・一五(1928)〈小林多喜二〉八)

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