てこ(梃子)(読み)てこ

百科事典マイペディア 「てこ(梃子)」の意味・わかりやすい解説

てこ(梃子)【てこ】

一定点(支点)のまわりを回転できる棒。槓杆(こうかん),レバーとも。支点から距離a,bのところで力P,Qが棒に直角に作用するとき,PaQbなら2力はつりあう(てんびん,さおばかりなど)。これを利用し,a>bなら小さい力Pで大きい力Qが得られる(はさみ,ペンチ,くぎぬき,缶切りなど)。機械工具の部分に広く利用される。
→関連項目仕事(物理)台ばかり(秤)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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