デジタル大辞泉
「ねた」の意味・読み・例文・類語
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ねた
- 〘 名詞 〙 ( 「たね(種)」を逆に読んだ隠語 )
- ① たね。原料。また、材料。
- [初出の実例]「中明寺百首に『悪僧のそら道心の座禅豆ただ納豆のねたにおとれる』」(出典:随筆・松屋筆記(1818‐45頃)九二)
- ② 事をするための資金や道具。
- [初出の実例]「なんのねたもねえ癖に、居残りはまっぴらだ」(出典:歌舞伎・吹雪花小町於静(お静礼三)(1867)大切)
- ③ 新聞・雑誌の記事の特別な材料。〔新しき用語の泉(1921)〕
- ④ 品物。商品。しろもの。
- [初出の実例]「ありやあ豪気にねたがいいぜ」(出典:歌舞伎・繰返開花婦見月(三人片輪)(1874)序幕)
- ⑤ しかけ。手段。
- ⑥ 証拠や証拠の品をいう俗語。
- [初出の実例]「大抵ねたがあがってたって、根気よく、存ぜぬ知らぬ一点張りで頑張って了へばいいものを」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉昼の酒)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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