デジタル大辞泉
「ファンファーレ」の意味・読み・例文・類語
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ファンファーレ
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Fanfare ) 祝典・軍隊の儀礼などの進行合図に用いられる、トランペットやホルンなどの金管楽器による短いはなやかな曲。一般に三和音の音だけを用い、五度で終止する。〔外来語概説(1943)〕
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ファンファーレ
fanfare
一般的には祝典,儀式,狩猟,祭事などで雰囲気を醸成しながら,段落の告示,連絡など式進行を助けるのに用いられる小楽曲。スペイン語のfanfarria(空威張り),あるいはアラビア語のアンファールanfār(ナフィール,トランペット)に由来するといわれる。トランペット系,ホルン系の金管楽器に,ときには打楽器を加えて演奏される。以前はピストンのない自然トランペットの類が使われていたが,最近はピストン付きのファンファーレ・トランペットやホルンが普通となり,さらに他の金管楽器も用いられるようになって,さまざまなファンファーレが作られるようになった。ただし,フランスやイタリアなどでは古くから木管楽器も加わった〈行進のための吹奏楽〉をも含めて〈ファンファーレ〉と呼び,いわゆるマーチング・バンドを〈ファンファーレ隊〉と呼んでいる。ベートーベンの《フィデリオ》第2幕など,オペラにしばしば用いられる。現代の代表作としてはコープランドの《市民のためのファンファーレ》(1942)があり,これは1984年ロサンゼルス・オリンピック閉会式でも奏されてポピュラーになっている。
執筆者:保柳 健+鴇田 信男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ファンファーレ
ふぁんふぁーれ
fanfare
音楽用語。金管楽器、とくにトランペットの系統の楽器による合奏あるいはその音楽のこと。その音楽は、祝典や儀式の一環として機能することが普通で、合図としての機能をもつ独奏とは区別される。本来は自然管の金管楽器が使われたため、自然倍音による、三和音だけの響きがその特徴であったが、弁の発明によって自由な音が得られるようになってからは、ファンファーレの性格も変わった。
[大崎滋生]
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「ファンファーレ」の意味・わかりやすい解説
ファンファーレ
金管楽器で奏される短い曲で,儀式,軍隊,狩猟などの合図に使われる。主としてトランペットを用いるため,旋律法は3度,4度,5度などの跳躍を特徴とし,これを模倣した声楽曲やハープシコードの独奏曲などもある。
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ファンファーレ
fanfare
音楽用語。トランペット,ホルンなどの楽器で,軍隊の行事,儀式,狩猟などに際して吹鳴らされる信号用の音楽。三和音の構成音を用い,鋭いリズムでしばしば同音を反復するのが一般的特徴である。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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