翻訳|pennant
小型で細長い三角形の旗。先端が燕尾(えんび)状に割れているもの,細長い短冊(たんざく)状のものもペナントという。ペンダントpendant(ペナントと同義に使う場合もある)とペノンpennonの混合した語と思われる。ペンダントは船の帆桁やマストに掲げる旗で,商船の旗旒(きりゆう)信号では国際信号書に旗の大きさ,信号符字の構成,信号法などが定めてある。ペノンは行進中の騎士が槍による事故防止と武勇誇示のために,各自が槍につけた三角形の小旗である。競技の優勝旗をペナントと呼ぶようになった由来,時期などは不明であるが,優勝旗やカップなどに優勝者(優勝チーム)の名を記してつける短冊状のリボンもペナントというので,ペンダントとペノンの混合したものと考えるのが妥当であろう。現在では,学校,団体さらには観光地を象徴的に表す三角形の小旗をペナントと呼んでいる。
執筆者:小竹 明
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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