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 ル

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デジタル大辞泉の解説

る[五十音]

五十音図ラ行の第3音。歯茎弾き音の有声子音[r]と母音[u]とから成る音節。[ru]
平仮名「る」は「留」の草体から。片仮名「ル」は「流」の末2画から。

る[助動]

[助動]《完了の助動詞「り」の連体形》⇒[助動]

る[助動]

[助動][れ|れ|る|るる|るれ|れよ]四段・ナ変・ラ変動詞の未然形に付く。
受け身の意を表す。…れる。
「あたの風吹きて、三つある舟、二つは損はぬ」〈宇津保・俊蔭〉
可能の意を表す。…することができる。
「酔(ゑ)ひのすすみては、忍ぶることもつつまず」〈・竹河〉
自発の意を表す。自然と…られる。つい…られてくる。
「秋来(き)ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかぬる」〈古今・秋上〉
軽い尊敬の意を表す。…れる。…なさる。→[助動]らる
「かの大納言、いづれの船にか乗らべき」〈大鏡・頼忠〉
[補説]中古になって発達した語で、近世まで広く用いられた。1の用法のときはラ変動詞には付かず、無生物が受け身の主語になることはきわめて少ない。2は、鎌倉時代ごろまでは、多く打消しや打消しとなる反語を伴って不可能の意を表す。なお、23の用法には命令形がなく、4平安時代以降、盛んに用いられた。口語形「れる」。

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大辞林 第三版の解説

五十音図ラ行第三段の仮名。歯茎弾き音の有声子音と後舌の狭母音とから成る音節。
平仮名「る」は「留」の草体。片仮名「ル」は「流」の末二画。

( 助動 ) ( れ ・れ ・る ・るる ・るれ ・れよ )
自発・受け身・可能・尊敬の助動詞。下二段型活用。ただし、自発・可能の意を表す場合には、命令形は用いられない。四段・ナ行変格・ラ行変格活用の動詞の未然形に付く。
自発の意。ある動作が自然に、また無意識的に実現してしまう意を表す。 「相模道さがむじの余綾よろぎの浜の砂まさごなす児らはかなしく思はるるかも/万葉集 3372」 「けふは京のみぞ思ひやらるる/土左」 「筆をとればもの書か、楽器をとれば音をたてんと思ふ/徒然 157
受け身の意。他から何らかの動作・作用の影響を受ける意を表す。 「勅旨おおみこと戴き持ちて唐もろこしの遠き境に遣はさ罷りいませ/万葉集 894」 「このあひだに使はむとてつきてくる童あり/土左」 「あまりに水が速うて、馬は押し流さ候ひぬ/平家 9
可能の意。ある動作をすることができる意を表す。古くは、打ち消しの語を伴って、不可能の意を表すのに多く用いられた。 「我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影かごさへ見えてよに忘らず/万葉集 4322」 「知らぬ人の中にうち臥して、つゆまどろまず/更級」 「悔ゆれども取りかへさるるよはひならねば、走りて坂をくだる輪のごとくに衰へゆく/徒然 188
尊敬の意。他人の動作を表す語に付いて、動作者に対する敬意を表す。もともと敬意を含んでいる動作に付くことが多い。 「御門なほめでたくおぼしめさるることせきとめがたし/竹取」 「人ひとり参られよかし/源氏 若紫」 「庭に控へたまへる人々みな鎧の袖をぞ濡さける/平家 7」 〔 (1) 「らる」と意味・用法は同じであるが、未然形がア段となる動詞には「る」が付き、それ以外の場合は「らる」が付くというように、接続のしかたに分担がある。 (2) 上代では、「ゆ」の語が用いられることが多く、「る」はまだほんのわずかしか用いられていない。「る」は中古以降に多く用いられるようになる。 (3) 中世には、連体形「るる」が終止法として用いられるようになり、命令形には「れい」が現れるが、やがて一段活用化して「れる」となり、現代にまで及ぶ〕 → れる(助動)ゆ(助動)らる(助動)

( 助動 )
〔完了の助動詞「り」の連体形〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


五十音図第9行第3段の仮名で、平仮名の「る」は「留」の草体から、片仮名の「ル」は「流」の終わりの2画からできたものである。万葉仮名では「留、瑠、流、琉、類、婁、樓、屡、蘆、盧(以上音仮名のみ)」などが使われた。ほかに草仮名としては「(留)」「(類)」「(累)」「(流)」などがある。
 音韻的には/ru/で、舌先が歯茎あるいはその付近に対して1回だけはじく有声音[r]を子音にもつが、場合によって[l]が用いられることもある。和語に関する限り、助動詞「る」や擬声・擬態語を除いて、「る」が語頭にたつことはない。[上野和昭]

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