ワッペン(読み)わっぺん(英語表記)wappen

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワッペン」の意味・わかりやすい解説

ワッペン
わっぺん
wappen

武器(おもに盾(たて))を意味するドイツ語で、「紋章」をいう。中世騎士の盾に描かれていたものだが、現代ではブレザーコートジャンパーの腕や胸の部分につける飾り、アクセサリー。英語のエンブレムemblemは、刺しゅうした紋章風の模様のある布製の飾りをいい、最近ではエンブレムとよぶことが多い。最古の紋章は11世紀ごろとされ、12世紀の十字軍当時には、個人を識別するため、厳重な定めとして、戦場に行くとき盾にしるしを入れた。

[市川久美子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワッペン」の意味・わかりやすい解説

ワッペン
Wappen

紋,紋章の意味のドイツ語。日本では転じて服飾用語として,ブレザーなどスポーティな衣服の胸や袖などに装飾としてつける,西洋風紋章の小さな楯形の飾りをいう。

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