アイントホーフェン(オランダ)(読み)あいんとほーふぇん(英語表記)Eindhoven

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

アイントホーフェン(オランダ)
あいんとほーふぇん
Eindhoven

オランダ南部、ノールト・ブラバント州東部の都市。エイントホーフェンともいう。人口20万3397(2001)。ドメル川沿いの台地上に位置し、同国の代表的な国際的企業フィリップス社を中心として近代的工業が発達する。電機のほか、鉄鋼繊維、たばこ、マッチなどの工業も行われる。町の成立は1232年までさかのぼるが、急速な発展は、1891年のフィリップス社の電機工場の設立以降である。第二次世界大戦中にはドイツ軍に、また1944年には連合国に占領されて痛手を受けたが、戦後いち早く復興した。町にはフィリップス関係の事務所、研究所、工場、社宅などの建物が多く、1956年には工業大学が設立された。パナソニックのある大阪府門真(かどま)市と姉妹都市。

[長谷川孝治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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