アイントホーフェン(英語表記)Einthoven, Willem

デジタル大辞泉 「アイントホーフェン」の意味・読み・例文・類語

アイントホーフェン(Eindhoven)

オランダ南部、ノルトブラバント州の都市。ドメル川沿いに位置する。同国南部の主な工業都市一つで、総合電機会社フィリップス本社所在エイントホーフェン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アイントホーフェン」の意味・わかりやすい解説

アイントホーフェン
Einthoven, Willem

[生]1860.5.21. オランダ領ジャワ島,スマラン
[没]1927.9.29. オランダ,ライデン
オランダの生理学者。1885年ユトレヒト大学卒業。初め眼科医 H.スネレンの助手となり,次いで生理学の研究に入り,1886年から終生ライデン大学の生理学教授を務めた。1903年,弦検流計を創案し,これを用いて心筋収縮によって生じる電位の変化を記録した。また,このグラフに記録された波形心電図と名づけた。その後も心電図の研究を続行し,心臓病の診断に欠かせないものとした。その功績により 1924年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。

アイントホーフェン
Eindhoven

オランダ南部,ノールトブラバント州の都市。 1232年都市権を獲得。 1891年に電機メーカーのフィリップス社がここに操業を開始して以来,急速に発展。 1900~20年の間に人口は3倍に増加した。工科大学 (1957創立) ,美術館,天文台などがあり,オランダ北部,西部,ベルギー,ドイツへ通じる鉄道の要地でもある。第2次世界大戦中は市街地の大部分戦火を受けたが復興戦後再建されたフィリップス社が現在も産業の中心。そのほかトラック,乗用車の製造,たばこ,織物生産が行われる。人口 19万 3966,大都市圏 38万 8355 (1992推計) 。

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百科事典マイペディア 「アイントホーフェン」の意味・わかりやすい解説

アイントホーフェン

オランダの生理学者。ユトレヒト大学に学び,ライデン大学教授となる。活動電流を測る電流計を考案。心臓の拍動測定を進歩させ,1924年ノーベル生理医学賞。
→関連項目心電計

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