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アガデス アガデスAgadez; Agades

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アガデス
Agadez; Agades

ニジェール中部の都市。アガデス県の県都。ニアメーの北東約 740km,アイル山地の南端に位置する。古来サハラ砂漠縦断交易路の要地で,15世紀にはトゥアレグ族の王国の首都として繁栄した。1904年フランスが占領。今日でもトゥアレグ族の遊牧民の中心地で,皮革などの畜産物や穀物,野菜などの集散地。周辺で産するスズと岩塩に加え,北方のアルリトでウラン鉱が開発され,県都としての重要性が高まっている。アルジェリアのアルジェからギニア湾にいたる南北路と,ニアメーにいたる東西路(ウラン道路)の交点であり,国内空港もある。高さ 27mに及ぶ日干し煉瓦と泥でできたモスクなどを含む歴史地区が 2013年世界遺産の文化遺産に登録された。人口 7万8289(2001)。

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デジタル大辞泉の解説

アガデス(Agadez)

ニジェール中央部の都市。アガデス州の州都アイール山地南麓のオアシスに位置する。11世紀頃にサハラ交易の中継地として建設された。トゥアレグ族による皮革や銀細工などの工芸品が有名。高さ27メートルの尖塔ミナレット)をもつスーダン様式の大モスクや、かつてのスルターンの宮殿などが残っている。

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世界大百科事典 第2版の解説

アガデス【Agadez】

西アフリカ内陸のニジェール共和国の中央にある都市。人口3万2272(1988)。アイール山地の中にあり,エジプトやリビアとチャド湖とを結ぶ隊商路の商業都市として11世紀頃に建設され,皮革製品や銀細工などの手工業が発達した。伝統的な美しい砂漠の町であるが,最近は周辺でスズ,タングステン,ウランなどの地下資源が開発されはじめ,急速にその環境が変化ししている。【西野 照太郎】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アガデス
あがです
Agades

アフリカ北西部、ニジェールのほぼ中央にあるオアシス都市。アハガル山地から南へ続くアイル山地の南麓(なんろく)にある。人口11万5100(2002推計)。地中海岸からアルジェリアのタマンラセットを通りブラック・アフリカ諸地方へ達する隊商ルートの結節点として古くから栄え、新しく整備されたサハラ縦断道路の終点でもある。皮革、銀細工が行われ、付近には岩塩、スズ、タングステン、ウランの鉱山がある。かつてはトゥアレグ王国の首都であった。[藤井宏志]

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