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アセチルコリンエステラーゼ acetylcholinesterase

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アセチルコリンエステラーゼ
acetylcholinesterase

アセチルを省略してコリンエステラーゼということが多いが,体の中には2種類のコリンエステラーゼがある。そのうちアセチルコリンエステラーゼは神経組織や筋肉などに含まれている酵素で,副交感神経が興奮すると,その末梢に遊離されるアセチルコリンをただちに分解して,コリンと酢酸にしてしまい,神経系の刺激伝導に関係のある働きをする。コリンエステラーゼにはもう一つ,偽性コリンエステラーゼといって,アセチルコリンのほかにさまざまのコリンエステルを分解する酵素が血清,肝,膵,肺などに含まれている。測定したこの値が異常値の場合は,ネフローゼ症候群や,肝硬変など重症の肝疾患が疑われる。

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デジタル大辞泉の解説

アセチルコリンエステラーゼ(Acetylcholinesterase)

神経組織の情報伝達を担うアセチルコリン加水分解し、そのはたらきを阻害する酵素。コリンエステラーゼ。

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栄養・生化学辞典の解説

アセチルコリンエステラーゼ

 [EC3.1.1.7].AChEと略す.アセチルコリンをコリンと酢酸に加水分解する反応を触媒する酵素.中枢神経,運動神経,赤血球などに存在する.有機リン剤で阻害される.中枢神経伝達物質として分泌されたアセチルコリンを分解して刺激を解除する酵素とされる.この酵素を阻害すると縮瞳,痙攣,呼吸困難などを起こし,生命に危険がある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アセチルコリンエステラーゼ【acetylcholine esterase】

赤血球,神経組織,網膜,胎盤やデンキウナギ,シビレエイなどの発電器官に存在する酵素。神経の刺激伝達に関与し,アセチルコリンを加水分解してコリンと酢酸を生成する反応を触媒する。 この反応によって,刺激伝達のために放出されたアセチルコリンは分解され新たな刺激に対応できるようになる。またアセチルコリンとレセプターとの結合,およびナトリウムイオンの透過性も調節される。酵素活性はきわめて高く神経活動の速さを十分に説明しうる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

アセチルコリンエステラーゼ【acetylcholinesterase】

コリンエステラーゼの一。アセチルコリンを特異的に加水分解して失活させ、その興奮伝達作用を終了させる。阻害されると神経麻痺まひを起こす。

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