アフリカーンス語(読み)アフリカーンスご(英語表記)Afrikaans language

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アフリカーンス語
アフリカーンスご
Afrikaans language

南アフリカ共和国の公用語の一つ。現在の南ア共和国が 1652年にオランダの植民地になったときにもたらされたオランダ語が,独自の発展を遂げて,本国のオランダ語と異なる特徴をいくつかもつようになったもの。音声の面ではオランダ語とほとんど違わないが,文法的には,動詞の活用が大幅に簡略化され,名詞の性・格が失われている。また,語彙に混合語のマレー=ポルトガル語,バンツー語,コイ語などからの借用語がみられる。

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百科事典マイペディアの解説

アフリカーンス語【アフリカーンスご】

南アフリカ共和国のオランダ系住民アフリカーナーの言語。Afrikaans。基本的にはオランダ語から派生し,簡略化されたものであるが,語彙(ごい)にはバントゥー諸語からの借用語がみられる。1925年以来,英語とともに南アフリカ共和国の公用語となった。
→関連項目アパルトヘイトカラードソウェト蜂起

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大辞林 第三版の解説

アフリカーンスご【アフリカーンス語】

インド-ヨーロッパ語族の西ゲルマン語派に属する言語。一七世紀以降南アフリカに移住したオランダ人のもたらしたオランダ語が、現地語の影響を受けて独自の変化をとげたもの。南アフリカ共和国の公用語。

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世界の主要言語がわかる事典の解説

アフリカーンスご【アフリカーンス語】

南アフリカ共和国の公用語の一つ。話者数は600万人。17世紀半ばにオランダ人植民者がもたらしたオランダ語から発達した言語で、文法的には大幅に簡略化されているが、語彙(ごい)はほとんどがオランダ語に由来する。アパルトヘイトと結びつけて圧制者側の言葉とされることもあるが、社会のあらゆる分野で使用されている。◇英語でAfrikaans。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アフリカーンス語
あふりかーんすご
Afrikaans

南アフリカ共和国の公用語の一つ。南部アフリカ在住のオランダ系移民(アフリカーナー、別名ブーア人)の母語。話者数約200万人。文学、報道、学術など社会のあらゆる分野で使用されている。17世紀中ごろに入植したオランダ系移民の言語から発達したものなので、当然オランダ語によく似ている。文法が簡単で、クレオール的性格を示す。マレー語、コイサン語(コイン語)などの要素を含むが、その割合は大きくはない。[桜井 隆]

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世界大百科事典内のアフリカーンス語の言及

【オランダ語】より

…例えば,オルゴールorgel,ブリキblik,ポンプpomp,ズックdoekなどであり,これらは今日では特に意識されることなく,日本語の中で普通に用いられている。
[アフリカーンス語]
 近代になってオランダ語から発達したものとして,アフリカーンス語Afrikaansが存在する。アフリカーンス語は,南アフリカ共和国における,英語に次ぐ公用語であり,トランスバール州,オレンジ自由州を中心に400万人(1977)により使用されている。…

【南アフリカ】より

…正式名称=南アフリカ共和国Republic of South Africa面積=121万9090km2人口(1996)=4174万人首都=プレトリアPretoria(行政府),ケープ・タウンCape Town(立法府),ブルームフォンテインBloemfontein(司法府)(日本との時差=-7時間)主要言語=アフリカーンス語,英語,ズールー語,コーサ語,ソト語,ツワナ語,ベンダ語,ヌデベレ語,ペディ語,スワジ語,トンガ語通貨=ラントRandアフリカ南端部にある共和国。アフリカーンス語ではRepubliek van Suid‐Afrikaと書く。…

※「アフリカーンス語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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