化学辞典 第2版 「アミグダリン」の解説
アミグダリン
アミグダリン
amygdalin
(R)-α-[(6-O-β-D-glucopyranosyl-β-D-glucopyranosyl)oxy]benzeneacetonitrile.C20H27NO11(457.42).配糖体の一種.β-ゲンチオビオースとD-マンデロニトリルとからなる.バラ科アンズ,モモ,クヘントウなどの実,葉,木質部に含まれる.くへんとう油の有効成分.無色の結晶.融点210 ℃.-42.0°(水).β-グルコシダーゼで加水分解され,D-グルコース,シアン化水素,ベンズアルデヒドを生じる.[CAS 29883-15-6]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報