コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アルカイダ アルカイダal-Qaeda

6件 の用語解説(アルカイダの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルカイダ
アルカイダ
al-Qaeda

イスラム過激派指導者オサマ・ビン・ラディンが築いた国際的テロリズム支援組織。「アルカイダ」は拠点の意味。世界各地のイスラムテロ組織と密接な連絡を取り合い,訓練施設を提供するなど活動を支援。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

知恵蔵の解説

アルカイダ

オサマ・ビンラディンが率いる反米・反イスラエルのテロネットワークの名称。アラビア語で「基地」を意味する。アフガニスタンに侵攻したソ連軍と戦ったアラブの義勇兵など多くの組織が合体して、1990年代にアフガニスタンで結成され、成長した。2001年9月の同時多発テロばかりでなく1998年のケニアタンザニアでの米国大使館爆破事件など、数多くのテロにかかわっており、メンバーや支持者は欧米のイスラム教徒にも広がり、世界45カ国に散らばっていると米当局は主張している。反米という理念を共有する様々な組織がゆるやかに連合した運動というのが実態だろうか。米軍のアフガニスタン攻撃によって指導層に多くの被害が出たと推測されているが、実態は不明。米国は内外でのテロの再発を懸念している。事実、その後インドネシアモロッコ、ケニア、トルコサウジアラビアスペイン、英国で爆破事件が続いている。また、テロ対策という名目で米国を始め各地でイスラム教徒の人権がないがしろにされる傾向も看過できない。

(高橋和夫 放送大学助教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
知恵蔵について | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

アルカイダ

2001年9月の米同時多発テロの首謀者とされるサウジアラビア人のビンラディン容疑者が結成した国際テロ組織。旧ソ連のアフガニスタン侵攻と戦うイスラム戦士を支援するために1988年ごろ結成された。91年の湾岸戦争で米軍がサウジアラビアに駐留すると、対米聖戦に転換し、98年のタンザニア・ケニア米大使館同時爆破事件など複数の大規模テロを行った。11年5月にパキスタンで米軍特殊部隊の攻撃でビンラディン容疑者は死亡し、ナンバー2だったエジプト人ザワヒリ容疑者が最高指導者になった。

(2013-01-29 朝日新聞 朝刊 2外報)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

デジタル大辞泉の解説

アルカイダ(Al Qaeda)

《基地・基盤などの意。「アルカイーダ」「アルカエダ」とも》中東を中心に活動するイスラム原理主義テロ組織。1979年のアフガン侵攻で、ソ連に抗戦した義勇兵の組織が起源。アフガニスタンスーダンイエメンイラクパキスタンなどを拠点とする。2001年のアメリカ同時多発テロ事件ビンラディンが指揮したとされるが、全体の指導者や本部などはなく、各地の組織の集合体とする見方が有力。→タリバーン

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

デジタル大辞泉プラスの解説

アルカイダ

《Al-Qaida》1988年8月結成。米国を筆頭とする西側諸国に対するテロを主張する、パキスタンのスンニ派イスラム過激組織。最高指導者のオサマ・ビン・ラディンの指揮のもと、2001年9月11日の米国同時多発テロ事件を実行。2011年の米海軍特殊部隊によるビン・ラディン暗殺後、組織としては弱体化している。

出典|小学館
デジタル大辞泉プラスについて | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルカイダ
あるかいだ
al-Qaeda

中東、アフリカを中心に活動するイスラム原理主義に基づく国際テロ組織。「反欧米」「反西洋文明」「反イスラエル」「反キリスト教」などの思想を掲げ、聖戦(ジハード)の名のもとに、テロ活動を繰り返している。アルカイダは「基地」「基盤」を意味するアラビア語で、「アル・カイーダ」「アルカエダ」などといわれることもある。2001年のアメリカ同時多発テロのほか、1993年のニューヨーク世界貿易センタービル爆破事件や1998年のケニアとタンザニアにおけるアメリカ大使館爆破事件など、数多くのテロに関与したとされる。アメリカ同時多発テロの首謀者とされる最高指導者ビンラディンが2011年にアメリカ海軍特殊部隊の攻撃で死亡した後、エジプト人のイスラム神学者、アイマン・アル・ザワヒリAyman al Zawahiri(1951― )が指導者についた。
 1979年、ソ連(当時)のアフガニスタン侵攻に対抗したアラブ諸国の義勇兵(ムジャヒディン)の組織を母体とし、ビンラディンの指導のもと、1980年代後半にアフガニスタンで結成された。その後、活動の場をパキスタンやスーダンへ、また欧米のイスラム教徒から支持を得て世界各国に組織を広げた。2001年のアメリカによるアフガニスタン攻撃で、有力指導者が死亡するなどの打撃を受けて弱体化したが、メンバーが分散する結果となり、世界各地でアルカイダの犯行とうかがえる爆破事件などが起きている。
 2010年末に始まった中東の民主化運動「アラブの春」以降は、政府の治安維持機能が低下した紛争国に、アルカイダ系武装勢力が入り込んで活動を始めた。イエメンの「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」、アルジェリアなどを拠点にサハラ砂漠周辺国で活動する「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」、イラクの「イラクのアルカイダ(AQI)」などの指導者やメンバーの一部はアルカイダで軍事訓練を受けたとみられており、アルカイダと密接な関係があるとされている。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone

アルカイダの関連情報