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イキケ Iquique

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イキケ
Iquique

チリ北部,太平洋にのぞむ港湾都市で,ペルーとの国境から約 200km南に位置する。アタカマ砂漠の北部にあたる乾燥地帯にあり,市街は太平洋を見おろす小高い岩山の上に広がる。停泊地は沖合いにある低平なセラノ島によって外洋から守られる。 16世紀この地域での銀鉱発見に伴って建設され,スペイン植民地時代にはその積出港として発展。当初ペルー領で,1882年チリ領。 19世紀から 20世紀初めにかけてアタカマ砂漠硝石資源が盛んに開発された時期には,硝石の主要積出港の一つとして繁栄したが,硝石産業の衰退後,市も停滞。しかし近年新しい港湾施設が建設されるとともに,工業開発が進められ,再び活気を帯びはじめた。現在魚粉,缶詰などの工場が操業中。沿岸でグアノ (海鳥の糞塊) の採取,市南方で岩塩の採掘が行われ,周辺には灌漑により耕地も開かれている。海水浴や魚釣りができるため,近年観光業も盛んとなってきている。 1868,77年の地震で市街は一部破壊されたが,古い木造建築などが残っている。パンアメリカン・ハイウェーから分岐する道路が通じるほか,サンチアゴおよび硝石地帯と鉄道で結ばれる。人口 14万 8511 (1992推計) 。

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百科事典マイペディアの解説

イキケ

チリ北部の港湾都市。19世紀からチリ硝石の輸出港として栄えた。現在は漁港として活況を呈する一方,免税地域に指定され,商業活動が盛んである。18万1900人(2013)。

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世界大百科事典 第2版の解説

イキケ【Iquique】

チリ北部の港市。人口15万2592(1995)。1879年まではボリビア領であったが,ペルー,ボリビアに対する戦争を経てチリ領となる。その頃からチリ硝石の積出港として栄え,当時の古い建築物も残る。今日では硝石の生産量は激減したが,自由港に指定されており,商業活動が盛んであるほか,漁業も重要。乾燥地であるため,水はアンデス山地から引いている。【細野 昭雄】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イキケ
いきけ
Iquique

南アメリカ、チリ最北部の港湾都市。チリ第1地域(タラパカTarapac)の首都。面積2835.3平方キロメートル。人口21万5233(2002国勢調査速報値)。この地域一帯は広大な砂漠であり、漁業と鉱業がその主たる産業となっている。19世紀のチリの硝石経済の繁栄期には、イキケは重要な硝石積出し港であった。今日では、漁業とその加工品である魚粉の生産が盛んであり、また、イキケ港が貿易上の自由港となっていることもあり、チリ北部の商業の中心地の一つとなっている。[細野昭雄]

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