インターフェース

デジタル大辞泉 「インターフェース」の意味・読み・例文・類語

インターフェース(interface)

異なる種類のものを結びつけるときの共用部分。界面。接触面。
コンピューターで、機器やプログラムどうしをつなぐ装置、または部分。ハードウエアを接続するハードウエアインターフェースと、オペレーティングシステムアプリケーションソフトをつなぐソフトウエアインターフェースに分けられる。→ユーザーインターフェース

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「インターフェース」の意味・読み・例文・類語

インターフェース

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] interface )
  2. 二つ以上の構成要素の境界で、共用される部分、共通事項のこと。
  3. コンピュータで、二つ以上の装置を結ぶ場合の接続部分、または接続装置そのもの。ハード部分ばかりでなく、ソフト同士を連結する場合、人とコンピュータがかかわりあう部分にもいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「インターフェース」の意味・わかりやすい解説

インターフェース

二つ以上の異種のものを接続する場合の接続部分。通常,コンピューターと周辺機器を接続する際の転送手順や速度などの仕様のことをいう。代表的なものとしてマウスモデムとの接続に用いられる1ビットずつデータを転送するシリアルインターフェースや,プリンターハードディスクに多用される複数の接続線を用いて複数のビットを同時に転送するパラレルインターフェースが有名であるが,最近さらに高速,高機能なインターフェース規格が提案されている。また,人間とコンピューターの間のインターフェースを特にユーザーインターフェースという。→GUIヒューマンインターフェース
→関連項目Androidノートパソコン

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

IT用語がわかる辞典 「インターフェース」の解説

インターフェース【interface】

コンピューターと周辺機器などが接する部分の規格や仕様。互いに情報をやり取りできるように定められている。ハードウェア同士を接続するためのものを「ハードウェアインターフェース」、ソフトウェア間の通信のために定められたものを「ソフトウェアインターフェース」、人間(ユーザー)とコンピューター間に定められたものを「ユーザーインターフェース」といい、以上の3つに大別される。◇境界面・接点・接続部分の意から。略して「I/F」とも書く。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インターフェース」の意味・わかりやすい解説

インターフェース
interface

相互接続条件,相互境界条件。相互に情報の授受を行なう二つ以上の構成要素の接続条件,またはその接続の部分。二つ以上の装置を連結するための連結装置 (または連結回路) をいう場合,二つ以上のプログラムによって使用される記憶装置の一部やレジスタ,また二つのプログラムやシステムをつなぐためのソフトウェアをいう場合などがある。コンピュータは,多くの装置が相互に接続されて構成されているため,機種間に互換性をもたせる必要があり,特に入出力装置とコンピュータ本体の入出力チャンネルとの間のインターフェースの標準化が行なわれている。またコンピュータとそれを使う人間との間の使いやすさの条件をインターフェースという場合もあり,これを特にマン・マシン・インターフェースとも呼ぶ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「インターフェース」の解説

インターフェース

コンピューターと周辺機器を接続するための規格や仕様、またはユーザーがコンピューターなどを利用するための操作方法や概念のこと。ハードウェアでは、機器同士を接続するコネクターの規格を指す。ソフトウェアでは、プログラム間でデータをやり取りするために定められた仕様やAPIなどがある。人間がコンピューターを操作しやすくするための技術を、ヒューマンインターフェース、またはユーザーインターフェースと呼ぶ。パソコンでは、画面に表示されるメニューやボタンをキーボードやマウス、タッチパネルなどを使って操作するグラフィカル・ユーザーインターフェース(GUI)が採用されている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

知恵蔵 「インターフェース」の解説

インターフェース

コンピューターの本体が周辺機器を接続する時の接合面。一般にはシステム間でデータをやりとりする境界面を意味する。やりとりの取り決めをインターフェース規約という。ソフトウエアにおいても、サブプログラム相互間やメインプログラムとのデータ受け渡しのために、インターフェース規約を設ける。人間とのやりとりの接合面においては、音声や視覚による自然なコミュニケーションを可能とするためのヒューマンインターフェースが設けられる。

(星野力 筑波大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

パソコンで困ったときに開く本 「インターフェース」の解説

インターフェース

通常、単にインターフェースという場合は、パソコンと周辺機器を接続するコネクタスロット、接続する規格といった、異なる2つの機器の接続部分をいいます。これとは別に、人間とパソコンの接点という意味もあります。例えば、キーボードやマウス、ディスプレイは「マンマシン(もしくはヒューマン)・インターフェース」、操作方法や操作画面は「ユーザー・インターフェース」と分類されます。
⇨コネクタ、スロット

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

ホームページ制作用語集 「インターフェース」の解説

インターフェース

コンピュータと周辺機器といったものの情報のやり取りを仲介する接続部分のことをあらわす。「ハードウェアインターフェース」「ソフトウェアインターフェース」「ユーザインターフェース」の三つに大別できる。

出典 (株)ネットプロホームページ制作用語集について 情報

カメラマン写真用語辞典 「インターフェース」の解説

インターフェース

interface。英語の語意は「仲介する」ということだが、デジタルカメラの場合は、パソコンやプリンタと接続するための規格を意味することが多い。 USB や IEEE1394 などがそれ。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のインターフェースの言及

【プログラミング言語】より

…これはオブジェクト指向でない強い型の言語には見られない性質である。
[インターフェース]
 クラスの仕様の互換性のためには,実装の継承は必要条件ではない。このため,仕様のみを定めるインターフェースと呼ばれるモデュールを用意し,それが定める型の変数にはその仕様と互換性のある任意のオブジェクトを格納できるようにすることで,実装の継承関係にないクラス群にまたがった動的分配を行え,より柔軟なプログラム設計が可能となる。…

※「インターフェース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android